Yahoo! JAPAN

マルエツ 買い物支援で笑顔と安心 区内2カ所で移動販売

タウンニュース

移動スーパーでの買い物を楽しむ住民

日々の暮らしに欠かせない「お買い物」。しかし地域によっては長い坂道の上り下りを強いられるなど、特に高齢者を中心とした買い物困難者は社会課題となっている。そんな中、企業と行政による買い物支援の輪が広がっている。

スーパーマーケットチェーンのマルエツによる「移動スーパー」。「人や地域とのつながりを、もっと身近に」をテーマにした同社が、地域の課題解決のため行政・社会福祉協議会・地域ケアプラザ・自治会と連携して、日々の買い物に不安を抱えているエリアで、トラックを使った移動販売を週1〜2回開催している。横浜市内の約30ケ所で実施。販売会場では、生鮮食品や日用品など、約400品目を店舗と同価格で購入することができる(1品あたり11円の手数料・上限55円あり)。

見守りや交流も

神奈川区内では、県営ハイツ浦島ケ丘(毎週木曜日)と白幡ハイツ(同金曜日)で開催されている。開店時間は、午前10時半〜11時過ぎ。5月のプレ開催から多くの団地住民が足を運んでいる。

6月6日にハイツ浦島ケ丘で行われた移動販売も開始時刻前から列ができるほどの活気。利用者からは、「運動も兼ねて東神奈川駅近くのスーパーまで歩いて行っているが、週1で近くに来てくれるのはありがたい。重いものはここで買うようにしている」「住民同士で顔を合わせる機会にもなっていて来るのが楽しみ」といった声が上がった。

同自治会の加藤雅弘会長は、「皆さん本当に助かっている。毎週来ている人がいないと安否確認に行くこともあり、地域での見守りにもつながっているのでは」と笑顔を見せる。

株式会社マルエツの移動スーパー導入担当課長の阿曽伸也さんは、「買い物支援のほかに、外出することでの健康支援、そこでの人との関わりによる見守りや地域コミュニティづくりをテーマに行っている。今後も地域の課題解決のために力になりたい」と話す。

【関連記事】

おすすめの記事