【初夏の風物詩】300年の歴史 白根大凧合戦が開幕 新潟市南区で6月9日まで《新潟》
300年の歴史 白根大凧合戦が開幕 6月9日まで
青空を舞う初夏の風物詩“大凧”。
新潟市南区で300年以上つづく「白根大凧合戦」が6月5日に開幕しました。
子どもたちが元気よく次々と運んでくる大凧。
新潟市南区の中ノ口川堤防で5日、「白根大凧合戦」が開幕しました。
笛の合図に合わせて走り出し大凧が空に舞います。
たたみ24畳分の大凧「気を抜いたら飛んでいく」
大凧は縦7メートル、横5メートルのたたみ24畳分。
重さは、約50キロです。
(リポート)
「けっこう重たく引っ張られますね。気を抜いたらどこまで飛んで行ってしまいそうです」
大凧合戦の歴史は江戸時代にさかのぼります。
旧白根町の住民が中ノ口川の堤防改修の完成を祝い凧をあげたところ、
対岸に落ちて農作物などに被害があり
これを怒った対岸の住民が対抗して凧をあげ白根側にたたきつけことが始まりとされています。
5日は風向きの影響で凧を絡ませて引っ張り合う合戦は行われませんでしたが、それぞれのチームが魂を込めて作った凧が披露されました。
〈参加者〉
「3月から凧作りしてみんなして作ったのがきれいにあがったのでちょっとひと安心。
観客がいっぱい来てくれているので白根の凧はすごいなというのを見せたいと思います」
「記念撮影」に新技術 デジタル情報を重ねて撮影
そして、ことしから大凧合戦の「記念撮影」に新たな技術が導入されました。
(リポート)
「こちらの二次元コードをスマートフォンで読み取ってみます。
そうしますと好きな絵柄の大凧を選ぶことができるんですね。
こちらを空にかざしてみます。
このように自分の好きな景色に大凧を揚げることができるんです」
AR…
現実の世界にデジタル情報を重ねて表示する機能で
好きな景色に大凧を映して写真を撮ることができます。
白根大凧合戦は6月9日まで行われます。