Yahoo! JAPAN

しつけが『得意・不得意』な犬種とは?愛犬にコマンドを覚えてもらうためのポイントまで

わんちゃんホンポ

犬種によってしつけの得意・不得意はあるの?

皆さんは「犬種によってしつけがしやすい犬と難しい犬がいる」という話を耳にしたことはありますか。このように言われる理由はさまざまですが、犬種によっては遺伝的に受け継がれる気質や本能的習性が、しつけの難しさにつながりやすいことも。

しかし、あくまで傾向があるという話なので、同じ犬種でも元々持つ気質や環境によって育った性格は違います。さらに、その子と飼い主の関係性によってしつけの難易度や完了度合いも異なるでしょう。

もしもこれから犬を迎えようと考えている方は、参考程度に犬種ごとの気質によるしつけのしやすさや、それぞれのしつけの特徴を知識として持っておくと安心です。

しつけが『得意・不得意』な犬種とは?

では、しつけが『得意』、あるいは『不得意』な犬には、どのような犬種が該当するのでしょうか。それぞれの理由についても解説します。

1.しつけが『得意』な犬はどんな犬種?

一般的にしつけ自体が「得意」と言われる犬種には、以下の犬種が該当します。

✔トイプードル
✔キャバリアキングチャールズスパニエル
✔ラブラドールレトリバー
✔ゴールデンレトリバー
✔ジャーマンシェパード
✔ボーダーコリー

基本的にしつけが得意な犬種は性格が穏やかで賢く、飼い主をはじめ人に対して友好的な性格の犬が多い傾向にあります。

遊びの延長としてトレーニングに励む犬が多いため、学習能力も高く早々にしつけの内容を習得する犬も少なくありません。

ただし上記で紹介した犬種の中でも、ジャーマンシェパードとボーダーコリーは少々例外です。

この2つの犬種は非常に賢く学習能力もトップクラスに高いと言われていますが、賢いゆえに飼い主が徹底してしつけをしなければ、手に負えなくなってしまうという事例も珍しくありません。その学習能力の高さが問題行動につながる恐れもあります。

2.しつけが『不得意』と言われている犬種とその理由

では反対に、「しつけが不得意」あるいは「しつけに前向きでない」と言われている犬は、どのような犬種なのでしょうか。

✔秋田犬
✔シベリアンハスキー
✔ジャックラッセルテリア
✔ビーグル

秋田犬は、マイペースで頑固な気質の犬が多いため、そもそもしつけを始めようとしても耳を傾けてくれないという声も多いです。そのため、ドッグトレーナーさんに協力してもらい、信頼関係を築きながらしつけを行う方法が最適でしょう。

シベリアンハスキーは、甘えん坊で人が大好きな社交的な犬です。しかし、体を動かすことに長けている犬種のため、細かい指示が他の犬に比べると苦手な傾向にあると言われています。

また、失敗を振り返らず楽しいことに全力で取り組んでしまうという前向きさが、しつけに逆効果となることもあるようです。

ジャックラッセルテリアやビーグル犬は、元々狩猟犬として活躍していた活発な犬種です。そのため、元来吠え癖が他の犬よりも強く受け継がれており、また勇敢な性格を兼ね備えているため、しつけがしにくいと言われています。

3.一概に犬種で『得意・不得意』は決まらない

今回、しつけが『得意・不得意』な犬種をご紹介しましたが、あくまで「このような傾向を持つ犬が多い」という話に過ぎません。

犬のしつけは主に飼い主との信頼関係や飼い主による接し方、しつけの方法によって大きく左右されます。したがって、一概に犬種のみで「しつけが得意か不得意か」と決めることができないのです。

まずはコマンド指示から!覚えてもらうためのポイント

犬種に限らず、犬のしつけは飼い主の普段の愛情の注ぎ方やしつけの方法で、学習スピードの早さや積極的に取り組む姿勢などが影響します。

トイレトレーニングや無駄吠えトレーニングなど、さまざまなしつけがありますが、まずは簡単なコマンド指示を遊びの延長線上として取り入れてみましょう。

✔まずは飼い主の目を見つめることを覚えさせる(アイコンタクト)
✔はっきりと指示ワードを発する(「お座り」「待て」など)
✔必要に応じて優しく手で合図を送る(お尻を軽く下げさせるなど)
✔数秒間その姿勢を維持できたら大袈裟なくらい褒める
✔時々ランダムでご褒美のおやつを与える
✔時間を置かずに再び同じ指示を出す

この練習を愛犬が嫌がらない程度に何度も繰り返します。なるべく楽しい雰囲気を出しつつトレーニングを進めると、遊びとして楽しみながらコマンドを覚えてくれますよ!

まとめ

いかがでしたか。犬種によってしつけが得意・不得意と言われることがありますが、たしかに傾向は見られるものの、その大半は飼い主のしつけの仕方が影響しています。

今回紹介したコマンドトレーニングを参考に、日頃から信頼関係を築きながら楽しくトレーニングに励みましょう。

【関連記事】

おすすめの記事