姫路市議会、高見議員に二度目の辞職勧告へ 賛成多数で可決の見込み
姫路市議会は、昨秋の兵庫県知事選をめぐるSNS投稿の内容が市議会の品位と名誉を害し、その影響が市職員の公正な職務執行を妨げた─などとして議員辞職を勧告した高見千咲議員に、再び辞職を求めることになった。
同市議会は今年3月、高見議員への最初の辞職勧告決議を全会一致で可決。対して高見議員は4月に記者会見を開き、政治倫理審査会の報告書について「本当に稚拙でずさん」、政倫審そのものにも「知事選の遺恨であり、多数派によるいじめだ」と放言。また、議長が辞職勧告決議書を手交するために5月の議会運営委員会へ出てくるよう要請したが、「決議書を受け取らない」と言って出席を拒否していた。
これらの態度を大多数の議員が「決議の重みを何ら理解せず、反省する姿勢が見られない」と問題視した。6月30日の定例会最終日に8会派10議員の連名で議案を提出し、賛成多数で可決される見込み。