吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【真冬の野釣りでやらかした!?:4回】
テーマは「真冬の野釣りでやらかした!?」。群馬県館林市にある城沼で真冬の良型を狙っちゃう大胆不敵な今回の企画。序盤はまったく見せ場がなかったが11時すぎ、ついに開眼し1枚目をゲット。しかし型はまだまだほめられるものではなかった。
ここからが正念場
ボートによる騒音騒動で魚が沖から手前に移動(あくまで想像の域)し、もっとも短い竿を振っていた記者がアタりっきりになったのを見て、吉田もすぐさま竿を24尺から18尺に短くした。しかし竿が曲がったのは1回のみでしかもスレ。
結局、記者に踊らされて墓穴を掘った吉田だったが、ボート練習が終了し静かな湖面に戻ると記者を含め手前はノーピクになってしまった。つまりこれまでの騒動はイレギュラーであり、ここからが正念場となった。
吉田康雄
「もう一度24尺に竿を戻します。あと少し風も出てきたので、これから流れもつくと思うので、バランスからドボンに変更します」
そういえば前回の取材でもドボンに替えて1枚拾ったんだよね。まあカウント外の小さな魚だったけどね。
吉田康雄
「まだ言いますか。これから名誉挽回しますので、まあ隣でカメラでも構えて待っていてください!」
おいおい、それってオレには釣りをするなってこと?
吉田康雄
「だって関口さんが竿を出すと、何だかんだ言って釣っちゃうので、また迷いが出ちゃうかもしれないじゃないですか」
大丈夫だよ、さっきからすでにアタリはなくなっているから。それよりオレのことなんか気にせず、自分の釣りに集中してくれよ。竿が曲がったらちゃんと写真を撮るからさ(笑)。
ついに待望の1枚目
竿を24尺に戻したのが10時41分。そして再開2投目で上唇が欠けたかわいそうな尺2寸弱をゲットしてしまった吉田。時刻は何と11時10分。
41分に再開して釣ったのが10分。その間、エサを打ったのは2投ってことは、1投に10分弱も要したってこと?
吉田康雄
「要しただなんて失礼な!あえて10分前後待ってみたと言ってもらえますか」
おー、なるほど。徹底的な待ち釣り作戦に出たわけね。
吉田康雄
「はい。これまでのリズムでは釣りきれないと思い、竿替えを機にやってみたんです。釣れたのだからあながち間違いじゃないですよね」
ちなみに今まではどのくらいで打ち返してた?
吉田康雄
「測ってはいませんがおそらく5分前後だと思います」
ということは、倍の時間をかけたわけね。
吉田康雄
「そういうことになりますね」
待ちの釣りを徹底
オレはてっきり18尺に替えた時の時間分がポイント休めになって、それで釣れたんだと思ってたけど違うのね(笑)。
吉田康雄
「そうかもしれませんが、であれば釣れないにしろ再開1投目で何かしらウキが動いてもいいと思うんです」
確かに!そっか再開1投目では動かなかったのね?
吉田康雄
「はい」
であれば吉田の理論はごもっともかもしれないね。まあ釣りは釣ったもん勝ちだし、釣れればそれが正解ってことだからね(笑)。
吉田康雄
「はい。なんでこれをいいことに、今後は徹底的にお待ちの釣りをやってみます!」
ということはエサも替えたの?
吉田康雄
「いえエサはスタート時のままです」
えーっと確か100㏄カップに野釣りグルテンを1スティック入れて、そこにグルテン四季をすり切りまで加えて水が100㏄だったよね。
吉田康雄
「はい。これでエサは十分持ちますし、加えてドボンなのでエサも流されませんから、さらにエサは持たせやすくなりますので」
吉田のあくなき挑戦はまだまだ続く。
次回も「真冬の野釣りでやらかした!?」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>
この記事は『週刊へらニュース』2025年1月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。