神奈川県高校女子駅伝 田村遥香さんが1区2位 南関東で全国切符狙う
神奈川県高等学校駅伝競走大会が10月27日、横浜市の日産スタジアム付設コースで行われ、玉縄中卒の田村遥香さん(法政二高3年)が1区2位と好走した。法政二高は総合3位で南関東大会の出場権を獲得。県代表校を除く南関東の上位1校に与えられる都大路(全国大会)の切符を狙う。
田村さんは、今夏のインターハイの女子800mで7位入賞の実力を持つ。昨年の県高校駅伝でも最長区間(6・2195Km)の1区を走り、3位だった。
800mや1500mなど中距離種目を専門とする田村さん。今年の県駅伝では、自身の強みを生かし距離の短い区間での起用が予定されていたが、大会直前にチーム内で体調不良者が発生し、急遽エース区間の最長1区を担当した。
田村さんは「6Kmの練習をしていなかったので不安だった」と話すも、先頭集団でレースを進める。先頭は残り1周で2校に絞られ、優勝した白鵬女子高にラスト300mまで食らいつくも、最終的には18秒差で区間2位(19分54秒)となった。法政二高は主力選手を欠きながら総合3位でフィニッシュし、上位6校に与えられる南関東大会(11/16・群馬)へ。「万全な状態でない中での3位はうれしい。全国の切符を必ず掴みたい」と意気込む。
県高校駅伝に出場した鎌倉市内の学校は、男子が鎌倉学園高16位、大船高22位、栄光学園高31位。女子は鎌倉高26位。