お米に虫が…!夏にやっておきたい“3つの防虫対策”「袋のまま置いてた…」「買う量も考える」
お米の価格高騰が続く今、美味しく食べ切るためにも、「お米の保存方法」がとても重要です。気温の高い夏は、お米に虫が発生しやすい時期。せっかくの新米や買い置きしたお米も、虫がついてしまっては台無しです。そこで今回は、ちょっとしたくふうでお米を守る「虫の発生を防ぐ対策」をご紹介します。
お米に虫がわく原因とは……?
そもそも、虫はどこからやってくるのでしょうか。じつはお米には出荷時からごく小さな虫の卵が混入していることがあります。これ自体は異常ではなく、自然なこと。
しかし、高温多湿の環境に置くと、その卵がふ化・繁殖して虫が発生してしまうのです。特に高温多湿の日本の夏は、虫にとって活動しやすい最適な環境。お米の保存方法や買い方によっては、虫の発生リスクが上がるため注意が必要なのです。
お米に虫を寄せ付けない!今すぐできる「3つの対策」
お米の価格高騰が続いていても、毎日食べるお米。だからこそ、「保管場所」と「買う量」に注意して、虫の発生を防ぎましょう。
1.冷蔵庫に保管する
お米を常温で保管している方も多いと思いますが、夏場の高温多湿は虫の大好物。室温だと虫がふ化しやすいため、保存方法としては適しません。
虫の発生を防ぐには、冷蔵保存がおすすめ。15℃以下で湿度が低い場所に置くと、虫は繁殖しづらくなります。家庭用の冷蔵庫は温度湿度ともに低いので、お米の保管場所としてはベストです!
2.買いすぎない
お米の価格高騰が続いている今、お手頃なお米を見つけると「安いうちにたくさん買っておこう」と余分に買いたくなるかもしれません。しかし、お米は保存期間が長くなればなるほど虫の発生・繁殖リスクも高まります。
お米には賞味期限がありませんが、精米後1か月を目安に食べ切るのが理想です。「虫がわいて食べられない……」となれば、お米を安くゲットしても意味がありません。
安さよりも、残さず食べ切れる量を買うことは、結果的に食費の節約にもつながります。
3.こまめに米びつを洗う
米を入れている「米びつ」も、こまめに洗ってキレイな状態を保ちましょう。米びつの中に虫の糞や卵が残っていると、新たに移したお米から虫がわく可能性があります。
お米を取り出したら、台所用中性洗剤でしっかりと水洗い。その後にきちんと乾燥させてください。
ちなみに、買ったときの“お米の袋”の状態でしまうのはNGです! 袋には小さな穴が空いているため、密閉されているわけではありません。お米を保管するのに適しませんので、必ず密閉容器や袋に移し替えましょう。
ちょっとのくふうで、お米をおいしく安全に
夏は特に注意したい、お米の虫トラブル。でも、「涼しい場所で保管」「買いすぎない」「防虫対策を取り入れる」この3つを意識するだけで、虫の発生リスクを減らすことができます。ぜひ今日から、お米の虫対策に取り組んでみませんか?
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア