余った「クリアファイル」の“便利な活用術”「カスタマイズができる」「もっと早く知りたかった…!」
整理収納アドバイザーの三條凛花です。ノート術にまつわる著書もあり、ノートを工夫して使うことで、家事がはかどると考えています。今回は、そんなノートをさらに使いやすくするために、余ったクリアファイルを使ったカスタマイズ方法を紹介します。
クリアファイルが余っていたらラッキー!
ノベルティなどで増えがちな「クリアファイル」。もし家に余っていたら、とてもラッキーです。
丈夫で何度でも書き直せるクリアファイルは、手帳やノートのカスタマイズ素材としても優秀。今回は、1枚のクリアファイルからつくれる2つのカスタマイズ方法を紹介します。
家計簿、レシピノート、勉強用ノートなど、どんなノートにも活用できますよ。
活用法(1)ノートポケットを作る
まずご紹介するのは、クリアファイルでつくる「ノートポケット」です。
たとえば、仕事用ノートなら名刺やToDoリスト、家計簿ならレシートや支払明細書を入れて整理できます。それ以外にも、写真、ふせん、チケット、しおりなどさまざまな紙類をすっきりまとめることができますよ。
材料はたったのこれだけ。
作り方はとても簡単。クリアファイルのひらひらしている部分(開いている方)ではなく、とじてある側を底にしてカットします。
ノートのサイズに合わせて端を切ります。
左右どちらか、または両方をテープのりでとじれば、シンプルなポケットの完成。
あとは、ポケットをノートの裏表紙などに貼り付けてできあがり。
ポケットのおかげで細かい紙類をなくさなくなります。普段からシールやメモをよく使う方に特におすすめです。
活用法(2)メモ帳コーナーを作る
ポケットを作っても、まだクリアファイルの一部が余りますよね。
その余った部分も無駄にせず、ノートの裏表紙にメモ帳コーナーをつくりましょう。
まず、クリアファイルの残った部分を好きな形にカットします。四角でも丸でも、好みやスペースに合わせてデザインします。
カットしたクリアファイルをノートの裏表紙に貼り付けたら、できあがり。ここではテープのりを使っていますが、マスキングテープで囲うように貼ると額縁のようになります。
ここで活躍するのがホワイトボード用マーカーです。
何度でも書き直せるメモ帳として使えるようになるんです。
たとえば、その日にやりたいことや今だけ必要なタスクをメモしたり、家計簿なら計算スペースにしたりするのもいいですね。自分の習慣化したいことを記録していくハビットトラッカーのページにしてもいいかもしれません。
記録をつけながらもいつでも消せるので、ノートのスペースがすぐに足りなくなる人や、ノートの冊数を増やしたくない人にぴったりです。
もし、消えないメモが必要な場合や、メモ帳にタイトルをつけたい場合は、油性ペンを使います。
油性ペンで書けば、メモのタイトルがしっかり残ります。ホワイトボード用マーカーで書いた部分は、何度でも内容を書き換えられるので、使い分けすると便利です。
余ったクリアファイルは、そのまま捨てるにはもったいないアイテムです。
身近にある材料で自分だけのノートカスタマイズを楽しんでみませんか?
三條 凛花/エッセイスト、整理収納アドバイザー