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天竜浜名湖鉄道が10月運賃改定へ 2025年度から毎年1両ずつ車両更新

鉄道チャンネル

静岡県の第三セクター・天竜浜名湖鉄道は、2024年8月6日に鉄道事業の旅客運賃上限変更認可申請を行いました。認可されれば2024年10月1日に運賃を値上げします。

申請理由として、同社は故障の多い老朽車両の更新のほか、昨今の資材費や人件費、燃料費などの高騰、施設の老朽化に伴う施設設備費増加などを挙げています。

改定率は定期外・通勤定期10.1%、通学定期4.2%。改定後の普通旅客運賃は最大で150円の値上げとなり、初乗り運賃は現行の200円から220円へ。大人1ヶ月の通勤定期は790円~4960円、通学定期は270円~1540円の値上げ。実施運賃については中部運輸局の認可が下りた時点で改めて発表される見込みです。

同社が発表した設備投資計画によれば、2025年度以降毎年1両を車両更新し、安全運行を確保するということです。このほかにも8月から駅窓口にクレジット決済の導入、現行の通学定期半年分の2倍程度の価格に抑えた12ケ月通勤定期の新設なども予定しており、利用者サービスの向上に努める方針です。

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