中央 誠文堂 作家を支え20年 9月までグループ展、72人の作品
相模原市役所そばで現代アートの紹介や現役アーティストに活動の場を提供する「ギャラリー誠文堂」(中央区中央)が今年、20周年を迎える。
「発想の転換は芸術から」をコンセプトに、オーナーの中澤洋・知津子夫妻が二人三脚で歩んできた同ギャラリー。オープンから数年は主に、個人コレクションの展示を行っていたが、次第にアーティストの個展や絵画教室の作品展、趣味の仲間が集まった発表会なども開くようになった。今では、誰でも気軽に個展やイベントを開催できる場所として、地域の欠かせない存在となっている。
20年を振り返り、知津子さんは「最初は作家の方と会うと緊張してお腹痛くなったりして。大変なこともあったけれど、あっという間だったかな」と笑顔。洋さんは「五島三子男さんの作品に出会った時が衝撃だった。現代絵画そのものというか人にないものを表していて、誰の真似でもない作品に心を奪われた」と語る。今後は「新しい世界をつくろうとする作家さんを、これからも発掘していきたい」と声を揃えた。
同ギャラリーは9月20日(土)まで「20周年グループ展」を開催している。全18回、72人のアーティストの作品が展示される予定。問い合わせは同ギャラリー【電話】042・756・3178。