お笑い芸人・マシンガンズ 滝沢さんが連光寺小に 児童らに向け環境講演会
「マシンガンズ滝沢と考えるゴミ問題」と題した環境講演会が1月28日、連光寺小学校で行われ、お笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さんが小学3年生から6年生までの児童を対象に講演を行った。
滝沢さんは、お笑い芸人として活躍するかたわら、ゴミ収集員として10年以上働いている経験を生かし、環境やゴミ問題に関する講演を各地で開いている。多摩市では一昨年、多摩永山情報教育センターで講演会を実施し、約90分間の「マシンガントーク」は盛況だったという。
市では、持続可能な社会を次世代に残していくためには、小中学生の時期に環境教育を受ける機会を確保し、環境問題を主体的に考えて行動する人材育成に取り組んでいくことが重要と考え、今年度は小中学校を対象に滝沢さんの出前講演を全3回シリーズで行うことを決めた。これまで、南鶴牧小学校、和田中学校・多摩第二小学校(合同)で実施しており、最後の講演として連光寺小学校に滝沢さんが訪れた。
当日、会場は大きな拍手に包まれ、大歓声の中、滝沢さんが登場すると児童とハイタッチする姿も見られた。その後は、得意のマシンガントークで盛り上げ、ジョークで笑いをとり、スライドで写真を映しクイズなどを交えながら講演を行っていった。
滝沢さんは東京23区内でゴミ収集員をやっている経験から、ゴミの捨て方の問題、収集員の大変さを、実体験を踏まえた上で話していた。
ゴミ捨ての基礎から環境問題、特にプラスチックが環境に及ぼす影響などを語りかけると、児童らは驚いた様子で話しに聞き入っていた。
講師を務めた滝沢さんは1998年、西堀亮さんとお笑いコンビ「マシンガンズ」を結成。「THEMANZAI」2012、14年認定漫才師に認定される。23年に開かれた「THESECOND〜漫才トーナメント」で準優勝し、注目を集めた。
ゴミ収集員などの経験から、収集時に見えてくる「社会世相」「食品ロス問題」「環境問題」などを講演会やSNS、執筆などで発信している。