泣いても焦らない!赤ちゃんが安心して眠る寝かしつけテクまとめ【90分周期で9割の子が本当に眠ってくれる!】
静かな場所で同じ動作を繰り返し寝かしつけましょう
寝かしつけるには、まわりの環境を静かにして、心地よく単調な雰囲気にすると効果的です。
静かな場所でゆらゆらとゆらしてあげるなど、同じ動きを繰り返したり、赤ちゃんを抱っこしたまま、あるいはスリングに入れて歩いたりするのもよいでしょう。
約9か月間、ママの子宮のなかでゆらゆらしていた赤ちゃんは、この繰り返しのリズムを覚えています。人のぬくもりを感じると、聞きなれた声を聞き、なじみのあるにおいをかいだときと同じように赤ちゃんは心地よくなるのです。
ゆらしたり、あやしたりしはじめた途端に赤ちゃんが泣きだすこともありますが、すぐにあきらめないように。やさしくつづけてみましょう。赤ちゃんはまもなく落ち着いて、その動きを楽しむようになります。
子守歌を歌ってあげたり、ゆっくり「シーッ」と繰り返すなど同じ音を聞かせるのも効果があります。
一方で、寝かしつけの方法は考えておくとよいでしょう。
寝かしつけの目的は赤ちゃんを眠らせることで、大人がくたくたになることではありません。
赤ちゃんを抱いたまま屈伸したりするような、体力をつかって疲れ切ってしまうような寝かしつけのテクニックは長つづきしませんよね。
車やベビーカー、ベビーラックなど、のりものをつかう方法もありますが、こうした道具に頼ると、かんたんに寝かしつけられても、赤ちゃんがこれらの寝かしつけかたが大好きになって、ほかの方法では眠らなくなってしまう場合もあります。
赤ちゃんが体調を崩していたり、ほかの方法がまったく通用しないときなど、やむを得ない場合の作戦としてとっておくのがよいでしょう。
では、授乳はどうでしょう。授乳には、疲れた赤ちゃんを落ち着かせ、集中できるようにする効果があり、確かに寝かしつけにぴったりの方法です。
しかし、毎回頼ってしまうと、赤ちゃんが授乳をしないと眠らなくなってしまうため、おすすめしていません。目覚めるたびに授乳してもらえると思って、夜中に起きる回数も多くなりがちです。
生まれてから最初の数週間は、おなかがすいているのか眠いのか、なかなか判断できないためやむを得ませんが、生後3か月ごろには、母乳やミルクで眠気は解消できないことを赤ちゃんにわかってもらえるようにしましょう。
自然に眠くなったら眠るのが、赤ちゃんにとって一番よいのです。
おすすめの寝かしつけのテクニック
●赤ちゃんを前後にゆらす
●抱っこして歩く
●赤ちゃんを抱っこしてあなたの体ごとやさしく前後にゆらす
●湯あがり用のおくるみや毛布で包む
特別なときの寝かしつけのテクニック
●赤ちゃんを車にのせてドライブする
●赤ちゃんをベビーカーにのせて散歩する
●授乳する
※とくに授乳で寝かしつけるのは、新生児までにして、3か月以上になったらできるだけほかの方法をつかうようにしましょう
個人差がありますが、生後6か月~8か月になったら自然に眠れるようにトレーニングをはじめてみましょう。
NAPSメソッドのメリットのひとつは、睡眠のタイミングにうまくあわせてあげられれば、授乳やベビーカー、ベビーラックなどに頼らず、赤ちゃんが自然に眠りにつけるようにしてあげられることです。
上に寝かしつけのテクニックをまとめてみました。参考にしながら、自分の赤ちゃんにあっていて、大人の負担になりにくい方法を見つけて実践してみましょう。
【出典】『90分周期で9割の子が本当に眠ってくれる!』著:ポリー・ムーア, 監修:成田 奈緒子