"山開き"で春の訪れ祝う 19日・20日 秦野丹沢まつり
秦野の春の風物詩である「第69回秦野丹沢まつり」が、4月19日(土)・20日(日)に開催される。今年は「米倉丹後守子供大名行列」が10年ぶりに復活するなど、市制施行70周年を記念した特別イベントも行われる。
かつて山での遭難者慰霊祭を中心に行われ、今では神奈川県で最も早い山開きなっている「秦野丹沢まつり」。同イベントは登山者の安全を祈るとともに、表丹沢を広くPRし、地域の賑わいを創出することを目的に行われている。
催し多数の2日間
開催場所は、県立秦野戸川公園と秦野市立西中学校の2カ所。秦野戸川公園では19・20日の午前10時〜午後4時、パークセンター周辺にアウトドア体験ブースが設置される。また、模擬店やキッチンカーも出店。体験型アクティビティ(有料)として「エアータイムラン」や「バンジートランポリン」などを楽しむことができる。
20日は同公園を会場に、午前8時からメインイベントとなる山開き式と「集中登山TANZAWA!」を開催。山開き式では、表丹沢の山並みを背景に、和太鼓やコーラス、アルプホルンの演奏のほか、山伏による山門の開門が行われる。式のあとは、山伏の先導で登山客が塔ノ岳山頂をめざす「集中登山」へ。同公園から出発する「大倉隊」には登山系ユーチューバーの「やぎちゃん」が参加する。集中登山はヤビツ峠からも行われ、「ヤビツ隊」には秦野市出身のシンガーソングライター・立石純子さんが参加する。集中登山参加者先着1000人には、「山開き記念ピンバッジ」が配布される予定だ。
20日の西中の会場ではステージやショー、模擬店などを実施。11時50分からの「丹沢まつりステージ」にはM-1グランプリ2024年ファイナリストのママタルトが登場(観覧無料)。午後1時からは西小から渋沢駅周辺、西中をめぐる「山開きパレード」も。今年は市制施行70周年を記念し、10年ぶりに「米倉丹後守子供大名行列」もあわせて行われる。ゲストにはだのふるさと大使・真矢さん(LUNASEA)が登場し、お囃子の演奏でパレードと大名行列に花を添える。このほか、特別協賛行事として柳町商店会が渋沢駅北口バスロータリーで先着200人に「丹沢登山ようかん」を配布する「登山者おもてなし」も行われる(午前6時30分〜なくなり次第終了)。渋沢駅北口から同公園までの無料シャトルバス運行も実施。詳細は「丹沢まつり」で検索。