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県内のJリーグ4クラブがホーム＆アウェー方式で対戦する「県J4クラブ強化トレーニングマッチ」が7月13日、時之栖スポーツセンター裾野グラウンドで行われ、J3アスルクラロ沼津がJ2ジュビロ磐田に3−2で勝利しました。

沼津はFW鈴木輪太朗イブラヒーム選手が2得点と活躍。ストライカーらしくゴールネットを揺らし、存在感をアピールしました。通算成績は2勝1敗。この勝利を弾みに、リーグ戦での巻き返しを誓います。

中山雅史監督、鈴木輪選手が試合を振り返りました。

中山監督「悪くないゲームだった」

―前半は3得点と内容のある展開だった。
前半に関しては前からの規制もかかっていましたし、後ろの反応も良かったかなと。攻撃のリズムも悪くなかったです。ただ、後半はちょっと状況判断が悪くて結局最後はアップアップになってしまいました。

その部分で、出ていた選手がそれぞれ感じたものを、どれだけトレーニングの中で高めていけるか。ここにいるメンバーがどれだけ、今出ているメンバーを押し上げられるかが大事です。来ていないメンバーも確定ではなく、そこにどれだけ食い込んでいけるか。それによってチームが成長していければと思います。

―2得点した鈴木輪太朗イブラヒーム選手のパフォーマンスについて。
少しずつ良くなっていると感じています。チームの覇気を高めるために、これからのプレーにつなげていってもらいたいです。

―底上げに関して手応えはあったか。
けがから復帰した選手のチェックなどいろんな要素がありましたが、前半に関しては悪くないゲームでした。

―ここからのリーグ戦をどのように戦いたいか。
一つ一つ大事に戦っていくだけです。粘り強く、ひたむきにやっていきたいです。

鈴木輪太朗イブラヒーム「数字で貢献したい」

―2得点の活躍。良いゲームだったか。
良いゲームでした。とても疲れましたが、J2の強度、うまさを体感した中で2ゴールを取れたのは自分の中でも収穫になりました。

―1点目は宮脇茂夫選手の左クロスを合わせた。
しげくんが左サイドで持ったタイミングで中に入る意識をしていました。今までは入るタイミングが早すぎたり遅すぎたりということがありましたが、今回はしげくんをしっかり見て良いタイミングで合わせられました。良いボールを入れてくれたので良い形でゴールにつながったと思います。

―2点目は抜け出して冷静に流し込んだ。
自分のストロングポイントがそのまま生きた形でした。高さと強さで起点になり、隙があれば前を向いてゴールに向かうということが通用しました。

―今季は現状、リーグ戦では無得点。この2点を追い風にしていきたい。
正直悩んでいる中で、練習試合でも結果を出せたのはプラスになりました。数字を残すためにここに来ています。出場機会を得られて貢献できている部分もあると思いますが、一番は数字で貢献したいです。

チームがなかなか勝てていないのも、前線の僕が点を取れていないのが原因の一つだと思っているので、今回の得点をリーグ戦につなげていきたいです。

―今季加入した沼津のサッカーの印象は。
アップダウンが激しくて、切り替え、球際の強度を重視しているチーム。プレー時間もいただいているので、自分としてはとても成長につながると思っています。期待も感じながら、それにどう応えていくかが今季の課題です。ここから追い上げられるようにしていきたいです。