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日本人の夏の風物詩!すみだ水族館で<金魚>にフォーカスした企画展示 金魚の魅力に触れよう【東京都墨田区】

サカナト

ランチュウ(提供:オリックス株式会社)

東京都墨田区にある「すみだ水族館」は7月24日(木)、日本人になじみ深い夏の風物詩である「金魚」の歴史や魅力を伝えるイベント「東京金魚~時代を泳ぐ、小さなミューズたち~」を開始します。期間は9月30日(火)まで。

常設の金魚展示エリア「江戸リウム」に加えて、館内各所で金魚の魅力を伝える企画です。

古くから親しまれてきた金魚の魅力を発信

日本人の夏になじみ深い「金魚」という魚の魅力を感じることのできるイベント。日本における金魚の歴史や、すみだ水族館で展示する多様な金魚の特徴や魅力を館内各所で紹介します。

金魚が日本に伝わったのは室町時代。江戸時代初期には1匹5両(現在の価値で約50万円)という高価な魚でした。江戸時代中期になると庶民にも金魚が広まり、東京では盛んに金魚養殖が行われていったといいます。

特別ブースでは、江戸時代に広がりを見せた日本の金魚文化を当時の浮世絵や戯画、古文書などをもとに紹介。展示パネルは、多くの金魚を取り扱う金魚専門店「金魚の吉田」を運営する株式会社ヨシダ代表取締役・吉田信行氏が監修しました。

展示イメージ(提供:オリックス株式会社)

現在では透明な水槽に入った金魚を横から見る「横見(よこみ)」と呼ばれる鑑賞方法が一般的ですが、同イベントでは大きな鉢を使って飼育された「上見(うわみ)」と呼ばれる金魚の楽しみ方を再現した展示も行います。

常設展示では金魚を魅力的に撮影するコツも案内

すみだ水族館では金魚展示エリア「江戸リウム」で、常時15種の金魚を展示。各金魚の展示水槽横には、同館の飼育スタッフが監修した、それぞれの金魚の特徴や魅力を記載した紹介文があり、より深く金魚の魅力を知ることができます。

また、金魚をより魅力的に撮影するコツも紹介。ご自身のスマートフォンやカメラであなただけの金魚写真に挑戦することができるといいます。

ランチュウの撮影例(提供:オリックス株式会社)

金魚をより身近に感じられるワークショップも開催

朝日信用金庫と協働で作成した、金魚を観察しながら回答できる親子向けワークシートをペンギンカフェ横に設置。自分だけの金魚レポートを作ることができ、金魚の観察にも役立ちます。

金魚色あわせ(提供:オリックス株式会社)

また、ちぎり絵で金魚の模様を作る「きんぎょ色あわせ」ワークショップを館内5階「アクアアカデミー」で実施するほか、アクアアカデミー内の応募専用箱で提出したちぎり絵から同館スタッフが選出したものを展示する「きんぎょ色あわせ展」も開催。募集テーマは「私の好きなきんぎょ」です。

金魚にちなんだ限定フード&ドリンク、グッズも販売

すみだ水族館内「ペンギンカフェ」とミュージアムショップにて、金魚をモチーフとした限定商品を販売します。

みつけて金魚花火ソーダイメージ(提供:オリックス株式会社)

夜空に打ちあがる花火を表現したフルーツソーダや、すみだ水族館のロゴと金魚の焼き印が施されたオリジナル枡など、食べて、見て夏を楽しめるものが並びます。

すみだ水族館で夏を感じよう

“日本の夏の魚”といえば金魚。これを機に、金魚の魅力を体験してみてはいかがでしょうか。

詳しくはすみだ水族館公式ホームページに掲載されています。

※2025年7月14日時点の情報です。

(サカナト編集部)

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