川崎の民話を伝承 約230人が参加
川崎市にまつわる民話の継承を目的としたイベント「語りつごう!かわさきのむかし話」が9月16日、中原市民館で行われた。
民話作家の萩坂昇さんは76年間、中丸子で過ごし2003年に逝去。今回は萩坂さんの生誕100周年を記念して行われ、当日は約230人が様々な形で民話に触れ、楽しんだ。
午前中は「いぬくら子ども文庫」のメンバーらが昔話の紙芝居や語り、めくり絵を、午後には日舞扇乃会が『たぬきの火の用心』を日本舞踊で披露した。親子で舞台を鑑賞した区内在住の児童は「手を使う踊りが良かった」と話した。
川崎を中心に活動するパフォーマンス団体「川崎セブンスター」は民話劇「かっぱの平六」を面白おかしく披露し、会場を笑いの渦に巻き込んだ。
萩坂会長は「楽しい話も悲しい話もあるが、話を聞いて来場者の皆さまに元気になってもらえて良かった」と語った。