“日々に寄り添うカフェ” レトロな雰囲気でゆったりと優しい時間【札幌カフェマップ】
さっぽろテレビ塔に程近い創成川沿いに、新しいけれどどこか懐かしいカフェがあります。レトロな雰囲気がかわいらしくて人気の「喫茶ドロシー」です。
1975年に建てられたオフィスビルの1階にあり、アンティークのいすやテーブル、ぬくもりを感じるランプの明かりが時間を止めているかのよう。猫をモチーフにした素敵な店内です。
同じ創成イーストエリアに系列店の「喫茶 小鳥」(中央区南3条東2丁目)があり、名前の通り、鳥がモチーフです。
午前11時30分ー午後3時限定のランチメニューには、「バターチキンカレー」や「カオマンガイ」などが並びます。喫茶店ならではの「ナポリタン」も魅力的。今回は、アツアツの「カレードリア」(1030円・スープ付き)を注文しました。
表面にチーズの焼き目が付き、香ばしさが漂います。野菜や果物を使った甘めのカレーと濃厚なチーズとの相性は抜群。「家庭的なカレーで親しみやすさを感じます」(柴田平美アナウンサー)。使っているカレーは、「喫茶小鳥」で人気のものです。
プリンやバスクチーズケーキなど、デザートもそろっています。
取材では、時期によって内容が変わる「本日のタルト」を注文。この日は「バナナとショコラのタルト」(700円、ドリンクとセットで100円引き)でした。
カリッとキャラメリゼしたバナナが輝いています。バナナの味と香りがとてもさわやか。アーモンドクリームを焼き込んだココア生地のタルトはホロッとして甘すぎず、濃厚なチョコレートやバナナとのバランスがよく取れています。
味も見た目も素敵なケーキ。写真をインスタグラムに投稿する客も多くいます。
「ハンドドリップコーヒー」(600円)はまろやかな口当たりながらこく深く、「ちょっと苦めで、絶対にスイーツに合う」と柴田アナウンサー。店名の「ドロシー」の文字をあしらったデザインのカップとソーサーもかわいいです。
街角のオフィスビルに流れる優しい時間。日常を客観的になって穏やかに見つめられるような喫茶店です。
ドロシーの坂入由季枝さんは「午前9時からのモーニングにも多くの方に来ていただけたらうれしいです」と話します。
喫茶ドロシー
住所:札幌市中央区南1条東1丁目2−1、太平洋興発ビル1階
定休日:月曜、第2・第4火曜
*「いっとこ!」3月1日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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