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認知症の悩み、誰かと話したい!医療相談もできる「オレンジカフェ」始めます【八千代市】

チイコミ!

認知症の悩み、誰かと話したい!医療相談もできる「オレンジカフェ」始めます【八千代市】

八千代市で普及が望まれる認知症カフェ。認知症当事者と介護者らの交流拠点、その運営に乗り出した地域のクリニックを取材しました。

医療と生活支援を一体化する架け橋

2020年秋の開院以来、「沖院長をはじめスタッフ一同、やるせない思いを抱えていました」と振り返るやちよ総合診療クリニック・医療事務の内山陽子さん。

と言うのも受診する患者の中には病気以外の悩みや不安、生活の困りごとなどを抱えている人がいて、診察時間内に対応し切れない課題が山積していました。

そこで2024年春、同クリニックでは「架け橋チーム」を発足。

沖院長と架け橋チームリーダーの内山さん(中央の2人)。「プロジェクトを通して認知症予防にも取り組みます」

面談や電話フォローなどを通して、患者の生活状況を確認したり、必要な支援を受けられるようサポートするようにしました。

通常業務と並行して個々のケースに対応するのは難しい面もありますが、これまで医療現場で感じてきた課題に取り組むことができ、大きな意義を感じているそうです。

看護師の岡本茉莉子さん「話しやすい雰囲気を心がけています」
架け橋チームメンバーの川添理代(かわぞえ・まさよ)医師(左)
架け橋チームメンバー理学療法士の徳本幸子さん
行政サポートや認知症の症状について専門的な相談を受けられます

クリニック発信の地域貢献の形

架け橋チームの中で「特にシニア世代は外出やリフレッシュの機会が少ない」と感じた内山さんらは「ならば自分たちでつくろう」と思い立ちます。

認知症の人や家族、地域住民らが集い、情報交換や相談ができる場として普及が進むオレンジカフェ開設を目指し、まずは場所の確保に奔走。

八千代市の後援を受け、イオンモール八千代緑が丘の協賛も得て、同クリニック主催の認知症カフェ開設が実現しました。

「看護師に医療相談もでき、理学療法士からは簡単な体操指導も受けられます」。

専門職の強みを生かした運営を目指し「この開設がモデルケースとなり、周知と普及につながれば」と内山さん。

地域のクリニックによる地域活動は、笑顔と安心の架け橋であり続けます。

医師、看護師、理学療法士、放射線技師を含む架け橋チームの皆さん「お気軽にお声かけくださいね」

オレンジカフェ
日時/5月7日(水)午前10時30分~正午
※8月までの毎月第1水曜日(9月以降は未定)
※料金無料
場所/イオンモール八千代緑が丘2階ローズ広場
住所/千葉県八千代市緑が丘2-1-3
問い合わせ
電話番号/080-4336-8145 架け橋チーム
時間/午前9時~午後9時(水は午後1時まで、土・日は午後6時まで)
定休/木曜

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