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「前面展望見やすくなる」意外な変化も 京王電鉄、井の頭線で自動運転実証試験へ まずは回送列車から

鉄道チャンネル

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京王電鉄(東京都多摩市)は6日、井の頭線で使用している1000系電車に自動運転設備を搭載すると発表しました。

自動運転設備を活用した将来的なワンマン運転の実現を見込んだもの。まずは運転士と車掌が乗務した状態の回送列車で、3月中旬から自動運転の実証試験を開始します。試験編成は1778編成ですが、今後順次増備していく予定です。

【参考】京王電鉄、井の頭線で自動運転(ワンマン運転)実証試験 2025年春から
https://tetsudo-ch.com/12986015.html

自動運転システムは、自動列車制御装置(ATC)の指示速度以下となるように目標速度を定め、自動的に加速・減速制御するといった機能を備えたものです。

ホームドア・車両扉が全て閉まるなどの条件を満たし、出発ボタンを操作することで列車が出発。駅間ではATCの指示速度のほか、あらかじめ記憶している曲線などの線路条件により定められた走行パターンに従うことで、省エネかつ乗り心地の良い運転を実現します。ブレーキ制御機能も従来の7段階から28段階にすることで、きめ細やかなブレーキ操作を実現し、停止精度と乗り心地の向上を図ります。

踏切などの異常時においては、ATCにより自動で停止するほか、運転士による手動ブレーキ操作を受け付けることで対応します。また、車内トラブルの発生時に乗務員が操作することで、最寄りの駅に強制的・自動的に定位置に停車させる機能を導入。この機能を操作した際は自動的に車内ビジョンに「近くの駅に停車します」と表示される仕組みです。

これにあわせて車内案内システムも更新されます。全ての利用者が安心して利用できるよう多言語表記が可能な車内案内表示器に更新するほか、空いているドアをチャイム音でお知らせする装置を設置。

車体デザインもホームドアの設置位置を考慮し、ピクトグラムや車両番号をより見やすくなるよう上部に移設したり、自動運転設備搭載車両を区別するために、車体外観にアクセントライン・シンボルマークを追加するといいます。

また、今回の改造にあわせ乗務員室と客室間の仕切り窓を一部拡大。お子さまが前面展望を楽しめるようにするということです。

(画像:京王電鉄)

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