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友野さん鐘ヶ江さん 「最初で最後」の二人展 写真や植物画を一堂に

タウンニュース

作品を手にする友野さん(左)と鐘ヶ江さん

福田在住の友野皓子さん(78)と友人で南林間在住の鐘ヶ江二美さん(75)が4月15日(火)から、シリウスで「二人展」を初めて開く。友野さんは10年前にモロッコで撮影した写真を、鐘ヶ江さんは植物を原寸サイズで描いた水彩画をそれぞれ展示する。出会いからおよそ20年。友野さんは「最初で最後という覚悟で開催を決めた」と話す。

友野さんは20年ほど前から写真を習い始めた。幼少期にラジオで聴いた楽曲「月の砂漠」の世界観にあこがれ、モロッコの砂漠をカメラに収めたいと考えた。

鐘ヶ江さんも同じころ、子育てが一段落したこともあり、「自分の時間を楽しもう」と水彩画を習い始めた。市の絵画教室に通い、花や野菜を描く「ボタニカルアート」の腕を磨いた。

もともと二人は面識がなかったが、デジタル画像の処理をボランティア講師から学ぶ教室で生徒として出会った。教室を修了してからも親交を深め、互いの創作活動を認め合う間柄となった。

友野さんは今から10年前、「人生で最後の海外旅行」と決め、念願のモロッコを写真仲間と訪れた。夢に何度も現れた砂漠、青い街として知られる「シャウエン」などをデジカメで撮影した。

二人展ではモロッコで撮られた作品がおよそ70枚並ぶ。鐘ヶ江さんは「モロッコの青い世界は美しく素晴らしい。引き込まれる」と友野さんの作品を評する。

一方、鐘ヶ江さんは家庭菜園で収穫した野菜を中心に、自宅で創作に励んできた。1枚を完成させるのに1週間はかかるため、「野菜や花をデジカメに収める必要があった。画像処理を学ぶ教室に行き、友野さんと出会えたことは必然だった」と振り返る。

鐘ヶ江さんの絵画について「私には描けない繊細な絵ばかり。とても素晴らしい」と友野さん。二人展では厳選したおよそ50点が展示される。

互いに70代の後半に差し掛かり、創作活動の集大成と位置付ける。「緊張もありますが、ぜひご来場ください」と二人は口をそろえた。

二人展はシリウス1階ギャラリーで4月15日(火)〜18日(金)。午前10時〜午後4時(初日は1時〜)。

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