犬の『歩き方』でわかる心理6選 散歩中の足取りからわかる愛犬の本音や飼い主がすべき配慮まで
飼い主がすべき配慮まで解説!犬の『歩き方』でわかる心理
散歩中の愛犬はどのように歩いているでしょうか。ひとくちに「歩行」といっても足取りや醸し出す雰囲気は普段と異なるときもあると思います。
実は犬の歩き方はそのときの気持ちをよくあらわしているのです。ぜひこの記事で愛犬の本音を探ってみてください。
1.弾むような足取りで歩く
体全体が弾むような足取りで軽快に歩いているときは「楽しい!嬉しい!」というとてもポジティブな気持ちです。
歩くリズムに合わせるようにお尻や尻尾が揺れ、飼い主さんとアイコンタクトを取りたくてチラチラと見上げることもあるでしょう。
このような歩き方をするときは、あなたと楽しいという気持ちを共有したいと思っているはず。ぜひ目線を合わせ言葉をかけてあげましょう。よりルンルンな気分で歩いてくれますよ。
2.のんびりリラックスした様子で歩く
前述ほど軽快な足取りではないものの、表情は柔らかく4本の足に均等に体重がかかったリラックスした様子で歩く場合は、のんびりマイペースに散歩を楽しんでいる証です。
大好きな飼い主さんといつもの散歩道…毎日のことですが犬にとっては1日の中でもとても楽しみな時間なのです。
年齢を重ねたシニア犬にもよく見られる歩き方といえます。愛犬のペースに合わせて歩いてあげると良いでしょう。あなたと二人っきりになれる時間を楽しんでいると思うとより愛おしさが増しますね。
3.グイグイと引っ張るように歩く
犬が興奮気味のときはリードをグイグイと引っ張るように歩きます。特に散歩がスタートしたばかりのとき、嬉しくて前のめりに引っ張ってしまう犬が多いように思います。
そのまま散歩を続けると興奮状態のまま他の犬や人に飛びついてしまう恐れもありますし、犬が喉や気管を痛めてしまう可能性も。
一度立ち止まって声を掛け、落ち着いた頃合いで再び歩き出す…根気強く続けていけば徐々に引っ張り癖は改善されるはずです。
4.カーブを描くように歩く
散歩中に正面から他の犬や見知らぬ人がきたとき、急にゆっくりした歩幅で歩いたりカーブを描くように歩く場合は、相手に対して「敵意がない」ことを示しています。
これは犬の『カーミングシグナル』と呼ばれるボディランゲージの一種です。自分自身を落ち着かせ、かつ相手にも「あなたと争う気はありませんよ」と伝えているのです。
相手との距離を図りながら歩みを進めているので、飼い主さんも元の速度に戻そうとせずに愛犬のペースに合わせてあげると良いでしょう。
5.下を向きトボトボと歩く
目線を下に落とし尻尾も下がりがち、歩みもゆっくりというよりトボトボ…そんな歩き方をしていたら「散歩に乗り気ではない」のかもしれません。
散歩が好きな犬でも暑さや寒さから外に出たくないこともありますし、体のどこかに不調を抱えていて歩きたがらない可能性も。あるいは、単純に「疲れているから」という場合もあります。
少し休憩しても歩き方が戻らないようであれば、家に引き返すことも検討した方がよいでしょう。愛犬の様子をよく観察してください。
6.何度も立ち止まりなかなか進まない
グッと踏ん張り「行きたくない!」と主張する『拒否柴』という言葉もありますが、そのように散歩中に何度も立ち止まりなかなか進まない…そんなシチュエーションはありませんか?
「そっちはイヤだ!」と駄々をこねているのか、疲れたから抱っこしてほしいのか、構ってほしくてわざと立ち止まっているのか…このときの犬の心理はさまざまです。
気を付けたいのが体調不良やケガの可能性です。散歩中に異物を踏んで手足を痛めてしまう恐れもあります。何かおかしいと感じる場合は迷わずかかりつけ医を受診してください。
まとめ
大好きなご主人様と時間を共有できる散歩は、ワンコにとって楽しいイベントといっても大げさではありません。
その想いに応えてあげるためにも、飼い主さんも歩き方から気持ちを汲み取ってあげることができるように日頃から愛犬の様子をよく観察しましょうね。