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『ウィキッド』人形パッケージにアダルトサイトが誤植された件、保護者から集団訴訟される

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映画『ウィキッド ふたりの魔女』のために企画・販売されたマテル社のドール商品パッケージに、誤ってアダルトサイトのURLが記載されてしまった件がとんでもない事態になった。この商品を購入したところ、未成年の娘が誤記のサイトにアクセスしてしまったとして、米サウスカロライナ州の保護者らが損害賠償を求めて集団訴訟を起こしたのだ。訴状によれば、争点の総額は500万ドルを超えるという。

問題の商品は、バービー人形などの世界的な玩具メーカー、マテル社が映画に合わせて発売した、グリンダとエルファヴァのドールだ。パッケージの裏面には映画『ウィキッド』公式サイトのURLが記載されているのだが、本来WickedMovie.comとするべきところ、全く関係のないアダルトサイトWicked.comと。

この誤表記がSNSで話題になると、マテル社は商品回収を進め、「この不幸なミスを深く反省し、直ちに対応にあたってまいります。保護者の皆様には、ミスプリントによる誤ったウェブサイトは、お子様に不適切であることをお知らせいたします。既に商品をお持ちのお客様は、商品のパッケージを廃棄するか、リンク部分を見えないようにしてください」と謝罪文を発表していた。

訴状によると、訴えを起こした保護者は11月11日頃、未成年の娘のためにドールを購入。娘はパッケージ開封後、誤植されたWicked.comにiPhoneを通じてアクセスしてしまったという。「彼女が完全にショックを受けたのは、ウェブサイトWicked.comがウィキッド・ドールと何ら関係なかったことであり、それどころか、彼女の携帯電話画面にポルノ広告のシーンを表示してしまったことだ」。

実際の性交シーンやフルヌードを含むハードコアなポルノ写真が表示されたことに原告は母娘でゾッとしたいい、購入代金の払い戻しも行われていないと訴えている。「もしも本製品にこのような不適切な欠陥があると知っていたら、彼女は購入しなかったことだろう」。

この度の訴訟に関して、映画配給のユニバーサルや映画製作者は無関係だ。『ウィキッド ふたりの魔女』は大ヒットを記録しており、全米ではブロードウェイ・ミュージカル題材作品の記録を塗り替える成績でデビュー。日本では2025年3月7日より劇場公開予定。

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