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来年4月から一時休館「新屋島水族館」の<銭形>と<世直し侍> リニューアル前に訪れよう【香川県高松市】

サカナト

ゼニガタアザラシの握手芸(撮影:額田善之)(撮影場所:新屋島水族館)

ゼニガタアザラシの芸や“世直し侍”が出演するイルカショーなど、楽しいイベントが盛りだくさんの新屋島水族館。香川県民&お子さんのいる家庭であれば知らない人はいないはず!というくらいメジャーな施設です。

そんな新屋島水族館はリニューアルオープンのため、2025年4月7日から約2年間の休館となる予定です。

リニューアル前に訪れたいという人のために、新屋島水族館の魅力やかわいい生き物たちについて紹介します。

新屋島水族館ってどんな水族館?

うどん脳とマナやんなどが描かれた自販機(撮影:額田善之)

新屋島水族館は香川県高松市にある水族館で、1969年に開館。標高300メートルの高台にある珍しい“山上水族館”として知られています。

世界的に有名な水槽用アクリル樹脂パネルメーカーの「NIPPURA(ニップラ)」が運営母体であるため、その技術を応用した水槽を備えた水族館です。

瀬戸内海国立公園内にあるため、施設が老朽化しても建て替えなどができず、これまで苦労して維持管理されてきました。

今回のリニューアルでは、文化庁の了承を得られれば、同社の技術を生かした「国内では他に見られない展示方法」を導入する予定だといいます(リニューアル工事に伴う休館のお知らせ-新屋島水族館)。

新屋島水族館で展示されている生き物たち

リニューアルオープンを予定している2027年の春が楽しみで仕方ありませんね。一方で、今現在の新屋島水族館もとても魅力的なのです。

そこで、同館で展示されている生き物たちをいくつか紹介します。

アメリカマナティー(学名:Trichechus manatus)

アメリカマナティのエサやり見学(撮影:額田善之)(撮影場所:新屋島水族館)

アメリカマナティーは、哺乳綱海牛目マナティー科マナティー属に分類される草食の水生哺乳類。絶滅危惧種に指定されており、日本の水族館で飼育しているのは数館のみです。

新屋島水族館ではニールとベルグの2頭が飼育されており、エサやりタイムでは、ニンジンや葉物野菜をおいしそうに食べる姿を見ることができます。

ゼニガタアザラシ(学名:Phoca vitulina)

ゼニガタアザラシの傘持ち芸(撮影:額田善之)(撮影場所:新屋島水族館)

ゼニガタアザラシは、アザラシ科ゴマフアザラシ属に属する水生哺乳類。銭形模様があるのでこの名が付きました。

頭がよく、バケツを持ったり傘を持ったりする芸は必見です。

金魚(学名:Carassius auratus)

エサに群がる金魚(撮影:額田善之)(撮影場所:新屋島水族館)

最近追加された金魚回遊水槽は下から金魚を観察することができ、とても新鮮でした。

エサやりも自由にできるので、子どもは特に喜びます。コイのエサやりの迫力もすごいですが、金魚もなかなかでした。

種類ごとに分けられた薄い大きな金魚水槽(撮影:額田善之)(撮影場所:新屋島水族館)

元々クラゲがたくさん展示されていた場所に、金魚水槽が新たに設置されていました。暗い空間で上から弱い光を照らす展示は幻想的です。

大きなスクリーンで解説もされていて、金魚について勉強もできる展示となっています。

世直し侍(学名:Homo sapiens)

華麗にイルカを操る世直し侍(撮影:額田善之)(撮影場所:新屋島水族館)

世直し侍とは、イルカショーに登場する新屋島水族館のスタッフが演じるキャラクターのこと。

笑いありドッキリありと観客を魅了し、本当に見ごたえのあるショーになっています。ちなみに、実際にイルカを操っているのはプールそばに立つトレーナーさんです。

リニューアル後も継続するのか、続ける場合は構成が少し変わるのか……。気になるポイントであり、密かに期待しているポイントでもあります。

リニューアル前にぜひ新屋島水族館を訪れよう!

お山の大将のようなアカハライモリ(撮影:額田善之)(撮影場所:新屋島水族館)

新屋島水族館は、源平合戦の舞台となった屋島にあります。高松市を一望できる高台にあり、夜景も楽しめる観光名所です。

新屋島水族館のそばには「れいがん茶屋」という老舗飲食店や、新しく建てられた高松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」もあります。

筆者は岡山市在住ですが、大人になってからも5回以上は訪れているほどお気に入りの水族館です。特に、家族連れのリピーターが多い水族館だと思います。

みなさんもリニューアル前にぜひ一度、新屋島水族館を訪れてみてはいかがでしょうか?

(サカナトライター:額田善之)

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