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新百合丘オーパ ギャラリーが「メセナ」認定 アート通じ社会に貢献

タウンニュース

ギャラリー前に立つ廣田さん

麻生区上麻生の商業施設「新百合丘オーパ」内にある「アートdeみらいギャラリー」が7月5日、芸術文化を通じた社会活動を認定する制度「ThisisMECENAT(メセナ)2024」に選ばれた。担当者はギャラリーの認知度向上などに期待を寄せる。

企業などが取り組む芸術文化振興による豊かな社会づくりのための活動を、有識者の審査によって認定する同制度。全国で展開されている活動の社会的意義を示すことを目的に、2014年から始まり、今年は177件が新たに認定された。

同ギャラリーは今年3月、「誰もが利用でき、表現できるアートギャラリー」というコンセプトのもと、同施設の2階に新設された。障害者や幅広い年齢のアーティストの個性や特性を生かした作品を展示している。

同ギャラリーを担当する廣田周さんはコンセプトのほか、「作者と地域がつながることができる点が評価されたのでは」と分析。同施設を運営する(株)OPA内では初の快挙に喜びながら「社内でもアートは注力したい分野。他の施設でもさまざまな活動ができれば」と意欲を見せる。

同ギャラリーでは、作家たちの仕事の機会創出を狙い、現地での作品購入もできる。廣田さんは「障害のある人はまだ芸術を仕事にしづらいという部分もある」とし、「このスペースを通じて活動を知ってもらい、作品を購入することでアーティストの方にエールを送れれば」と思いを語る。同施設は今回の受賞を機に、さらに広報に力を入れ、活動の周知や地域連携を目指すという。

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