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【思いやりという心のハンドルも】上越警察署が令和6年第一期優秀安全運転事業所の表彰伝達式を実施 金賞に田中産業(新潟県上越市)とみどり自動車学校(同)

にいがた経済新聞

左から、上越警察署の内山嗣久署長、みどり自動車学校の枯芝徹也管理者、田中産業上越営業所の髙橋稔所長、INPEXロジスティクス運輸営業部の星野栄部長、自動車安全運転センター新潟県事務所の神田晃成所長

上越警察署は7月2日、自動車安全運転センター新潟県事業所(新潟県聖籠町)と合同で、優秀安全運転事業所に対する令和6年第一期優秀安全運転事業所の表彰伝達式を実施した。

金賞には田中産業株式会社(新潟県上越市)、合資会社みどり自動車学校(同)の2社、銀賞には株式会社INPEXロジスティクス(同)が選ばれた。

同表彰は、毎年、交通事故や交通違反などを記録した「運転記録証明書」を会社で一括申請した事業所のうち、過去1年間、人身事故や交通違反率などが低く、交通安全対策を積極的に推進している事業所を「優秀安全運転事業所」として、県警察と自動車安全運転センターの連名で表彰しているもの。今回は今年1月から4月の間に申請があった分で、県内の審査対象は235事業所、50事業所が受賞した。

田中産業とINPEXロジスティクスは、昨年は最高賞のプラチナ賞(過去3年間連続して優秀な成績を収めた事業所が対象)で、みどり自動車学校は昨年は金賞と、3社とも毎年優秀な成績を収めている。

田中産業上越営業所の髙橋稔所長は「プライベートであっても社用車以外の車でも、ハンドルを握れば事故に対してしっかりと意識を持って運転するようにとはいつも指導している」、みどり自動車学校の枯芝徹也管理者は「自動車の運転を教える立場の人間が事故や違反をしないようにと徹底しているし、教習生に対しても運転技術だけではなくて、思いやりという心のハンドルも握れるようなドライバーになってほしいという教習もやっている」、INPEXロジスティクス運輸営業部の星野栄部長は「新入社員に対しても過去の違反歴を調査する採用制度を導入しており、社用車を乗務する際の前と後のアルコールチェックも導入している」と話した。

上越警察署の内山嗣久署長は「当所管内では最近死亡事故が多く発生しているが、交通安全に非常に高い意識で車を運転する会社がこんなにあるということは、取り締まる側の私どもも心強く思っている。引き続き取り組んでいただき、次回に繋がるようにしていただきたい」と述べた。

なお、上越警察署管内の現在の人身事故数は98件(前年比5件増)、死者数3人(同3人増)、負傷者数115人(同3人増)と増加している。

表彰式後に歓談する様子

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