ジンズホールディングスの第1四半期は最終利益が前期比2倍超と絶好調
アイウェアブランド「ジンズ(JINS)」を手掛けるジンズホールディングス(以下、ジンズHD)は1月10日、2025年8月期の第1四半期決算を発表した。売上高は210億5600万円(前年同期比15.9%増)、営業利益は20億300万円(同83.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億1700万円(同127.3%増)と大幅な増収増益だった。
ジンズHDは11月末時点で国内508店舗、海外244店舗の合計752店舗を展開しているが、国内外での新規出店効果などで売上高が2桁増となった。国内事業の売上高は前年同期比19.0%増の160億4800万円、営業利益は同97.6%増の16億9400万円と好調だった。2023年ごろから大きなトレンドとなっている可視光調光レンズが好調だった。可視光調光レンズは、紫外線や光によって色が変わり、紫外線対策への意識の高まりから各社が力を入れている。
海外事業の売上高は前年比7.0%増の50億700万円、営業利益は同33.1%増の3億800万円だった。ジンズHDは中国で164店舗を展開しているが、景気の低迷による業績への影響を受ける中で、事業再編に取り組み、業績は回復傾向にあるという。
ジンズHDの2025年8月期の連結業績予想は、売上高は901億円(前年比8.6%増)、営業利益は85億円(同8.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は52億3000万円(同11.9%増)としている。