【歴代ナンバーワン】ハーゲンダッツの新作『おさつバター&クッキー』が、たぐいまれである3つの理由
みなさん、大事件です。ハーゲンダッツが2025年10月14日『おさつバター&クッキー』の販売を開始した。季節を先取りしてなんぼな食品にしてはめずらしく、秋が深まってきたこの時期に登場。
なにか理由があるのかと食べて探ってみたところ、これは……。ハーゲンなので美味しいことは言うまでもないが、類(たぐい)まれな商品であることが発覚。以下で理由を説明させてほしい。
1 ; イレギュラーさ
毎年、ハーゲンの芋アイスが出るのを楽しみにしている記者。しかし今年(2025)はもう、出ることはないだろうと思っていた。何故ならば、ハーゲンの芋アイスにはある法則があるのだ。
なにかと言うと、マロンのアイスが出た年は、芋のアイスは出ない……というのが、ここ数年のお決まり。今年は既に「マロン&クレームシャンティ」が出ているので、もう芋はないものと、恐らく全ハーゲンの芋ファンが思っていたはずだ。
ところがどっこい、どうしてそうなったのかわからないが、これまでの法則を打ち破って『おさつバター&クッキー(税込399円)』が登場。イレギュラーに、喜び沸いた人は少なくないはずだ。
2 ; 購入できる場所が限られている
そして実は、こちらの『おさつバター&クッキー』を手に入れられる店舗は限られている。ファミリーマートでしか売っていない、ある意味レア商品なのだ。
とは言え、過去にはローソン限定でハーゲンの芋アイスが出たこともあったので、めずらしいことではない。ただ買いに行く際に、ちょっとだけ注意が必要だ。
またこうした店舗限定商品である場合、通常のハーゲン芋よりも、ひとひねりある印象。今回で言えば、ただの芋ではなくバター&クッキーであるところ。果たしてどのような味、食感なのだろう。
3 ; 豪華でありながら落ち着く味
なによりの素晴らしいところは、やはり味だ。これまで出たハーゲンの芋アイスと比べても、一線を画すものであることがわかる。
まず封を開けて目に飛び込んでくるのは「バタークッキー」と「紫いもクッキー」だ。ゴロっとした見た目のクッキーで、オフホワイトと紫の色合いも奇麗。
このタイプは過去にも何度か目にしたことがあるので驚きはしないものの、やはり特別感がある。クッキーだけをつまんでみると、バター効果か程よくしょっぱみもあり、紫芋の甘味と香ばしさもありで美味しい。
何よりザックザックとした食感が最高だ。スプーンでアイスをすくうと、何層にもなっていることが見て取れる。ベースはおさつバター、間に入っているのは蜜いもソース、それらを包んでいるのは紫いもコーティングだ。
おさつバターアイスは甘すぎず後味は爽やか目。芋芋しさは控え目であるのにコクがあり、食べ飽きず美味しい。ただの芋アイスでなく、バターが入っているからだろう。
加えて濃厚なソースが良い。これまでのハーゲンにも蜜いも入りのタイプはあったが、さっぱりとしたアイスにこのソースが上手いこと混じり合っている。
そしてなにより、紫いもコーティングが良い働きをしているのだ。まったりこっくりした紫いも特有の味わいにより芋っぽさが増し、こちらのアイスを完璧に仕上げていると感じる。
クッキーも含め、上から下までスプーンでざっとすくい味わうと、文句なしに美味しい。今までにない豪華さでありながら、落ち着く味でもある。個人的にはハーゲンの芋アイスにおいて、歴代ナンバーワンであると思う。
それもこれも、これまでのハーゲンの芋アイスがあってこそだろう。繰り返し手を替え品を替え出る中で、完成度が増し、今回の域に達したのだと感じた次第。
昨今は巷に芋系のアイスはあふれているが、やはりハーゲンダッツは別格。その中でも『おさつバター&クッキー』は、類を見ない商品であること請け合い。
言わずもがな、秋限定の商品であるため、しばらくはファミリーマート通いを続けることになりそうだ。みなさんもこの味を、是非ご自身の舌で確かめてみてほしい。
参考リンク:ハーゲンダッツ
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.