<理不尽な仕返し!>家族4人で日帰り旅行……え、ウチの車がない!まさか置き去り!?【まんが】
私はユカコ。夫のオトヤ、娘のカホ、そして息子のコウキと4人暮らしをしています。私たちは共働き夫婦ですが、オトヤは家事や育児にほぼノータッチ。何度も注意をしていますが、まったく変わってくれません。しかも私が注意をすると、ふてくされたり機嫌が悪くなったりするので面倒くさいです。とはいえ普段は優しい人ではあるので、なんとか生活を続けています。さてそんなある日、私たち家族は4人で日帰り旅行することになりました。
事前にできるだけの準備をしていても、子ども2人がいるとお出かけの朝はバタバタです。私がチラリとオトヤの方を見ると、オトヤはソファーに寝そべってスマホをいじっています。
手伝ってほしい内容を伝えると、オトヤはムスッとして黙り込みました。
結局オトヤは家を出てからもずっと不機嫌でした。私が、「飲み物買う?」「疲れたら運転代わるからね」などと声をかけてもずっと無視。呆れた私はそのうちに話しかけるのをやめて、子どもたちとばかり話していました。
家族で日帰り旅行をすることにした私たち。普段から家事や育児に非協力的なオトヤは、出かける朝でさえも何もしてくれません。しかもそれを指摘すると不機嫌に……。 車で出かけた私たちは、途中でサービスエリアに立ち寄りました。トイレのあと、子どもたちをオトヤに預けて飲み物を買って駐車場に戻ると……なんと目の前を、わが家の車が通りすぎて行ったのです。私はただただ呆然とするばかり。 人間、あまりにもショックだと、言葉が出てこないものなんですね。
ニヤニヤ夫「戻ってきたから感謝しろ」頭おかしいんじゃないの?
どれくらい時間が経ったでしょうか。私が頭をフル回転させていると、近くでクラクションが鳴りました。ふと顔をあげると……目の前にオトヤが運転する車があったのです。私は慌てて車に飛び乗りました。オトヤは何故か運転席でニヤニヤしています。
子どもたちは後部座席で大泣きです。コウキは顔をぐちゃぐちゃにして泣いていました。それなのに、なぜかオトヤはヘラヘラしています。その様子に私は怒りを通り越して怖くなってきました。
私がドン引きしながら言葉を失っていると、なぜかオトヤはドヤ顔をしてきます。後ろを見るとボロボロと涙をこぼすコウキの手を、カホがぎゅっと握っていました。
サービスエリアでオトヤに置いていかれた私は呆然とするばかり。「どうしたものか」としばらくのあいだ考えていると、オトヤが再びやってきました。 オトヤの話を鵜呑みにするならば、私が助手席に乗っていると思いこんで出発してしまったのだそう。子どもたちが、「ママがいないよ!」と騒いだことでオトヤは気づいたらしいです。しかし私はその話を100%信用することはできませんでした……。 どうしてもオトヤに対しての疑いが晴れず、不信感ばかりが募ってしまいます。
「パパの嘘つき!」娘の告発で真実が明らかに……ダメ夫に制裁を!
私の勢いに気圧されたのか、オトヤは青ざめながら私の言葉に従いました。近くの駅に着くと、私は子どもたちと自分の荷物をおろしました。そしてオトヤと車を残し、子どもたちを連れて駅のなかへと向かいます。背後からオトヤの「おい! どこ行くんだよ!」という声が聞こえましたが、無視しました。
私と子どもたちは電車に乗って近くのショッピングモールに行き、食事をしたり遊んだりして過ごしました。夜になって家に帰ると、焦った様子のオトヤが出迎えてきます。
オトヤはようやく事の重大さを理解したのか、青ざめています。
カホからの「告発」によって、オトヤが私を置き去りにしたのがわざとだったことが発覚しました。私は途端にオトヤへの愛情がスッと冷めていくのを感じました。 家族旅行はキャンセルして、私と子どもたちの3人でその日は楽しむことに。カホもコウキも楽しそうにしていて良かったです。 帰宅してからオトヤに離婚を突き付けましたが、話し合いの末、少しのあいだ様子を見ることにしました。 オトヤは子どもにとって必要な父親になれるのでしょうか? これから見極めたいと思います。
【夫の気持ち】「妻よ、思い知れ!」イタズラ決行で家族の反応は?
オレはオトヤ、一家の大黒柱だ。オレは毎日家族のために働いてやっているのに、妻のユカコは「もっと家事をやって」だの「子どもの面倒を見て」だのうるさい。家にいるときくらい休ませてくれよ。今回も家族4人で日帰り旅行することにしたのだが、とにかく準備が遅い。「早く準備しろよ」とアドバイスしてやったのに、「じゃあ子どもの世話をしろ」と言い出しやがった。そんなのは母親の仕事だろ? 口答えに腹が立ったオレは、ユカコに立場の違いをわからせてやることにした。
ふと寄ったサービスエリアで、ユカコは「飲み物を買ってくる」と離れていった。オレはそこでいいことを思いついた。ユカコを置き去りにして、立場をわからせてやるんだ! オレは子どもたちが「ママ! ママー!」と叫ぶのを無視し、駐車場をあとにした。
ユカコが泣いて謝ってくることはなく、結局カホにオレの行動をバラされ、ユカコたちは車を降りていった。そこで初めてオレは「悪ふざけがすぎたのかもしれない」と感じた。夜には、帰ってきたユカコから離婚を突き付けられてしまった。
「立場の違いをわからせてやる!」とサービスエリアにユカコを置き去りにしたオレ。泣き叫ぶ子どもの声すら気にしていなかった。 しかしユカコに離婚を突き付けられ、「オレはなんてバカなことをしたんだろう」と心から反省した。ユカコと違ってオレは、子どもに与えるショックすら考えていなかった。 必死に謝り、少しのあいだ様子を見てもらえることに。きっとこれは最後のチャンスなのだろう。 オレは今度こそ心を入れ替えて、ちゃんとした夫、そしていいパパになろうと思う。