逗子海水浴場 海の家時間延長、試行継続 運営に関する検討会で
逗子海水浴場の運営に関する検討会が3月18日、市役所で開催され、関係団体、地元自治会、公募市民など16人と事務局の市職員が出席し、2025年度の海水浴場ルールについて話し合いが行われた。
昨夏、暑さで日中の来場者が伸び悩む中、夕方以降の来場ニーズをつかもうと、8月1日から18日までの期間限定で海の家の営業時間を試行的に午後8時から9時まで1時間延長した。期間中、約5000人の来場があり、ある程度の効果が認められた。そうした中、8月8日に発表された南海トラフ地震臨時情報の影響で人出がなくなり、繁忙期の検証ができなかったことから、今年度も引き続き終了時間を延長し、検証を行うことが確認された。
一方、昨年は来場者増を目的に風紀を維持しながら、ファミリービーチとしてふさわしいイベントを模索するため、逗子海岸営業協同組合と海の家の共催によるイベントも実施された。9企画が行われたが、ジャンルが音楽に偏ったことから、24年度の検討会においては「様々なジャンルを実施・検証すべき」とし、試行的な取り組みの継続が望ましいとされた。
一方で、今回の検討会では地元自治会から行政に対し「過去の殺人事件を知っている人からは『活性化などせず、いまのままでよい』という意見も多い」という提言がされた。