パリで金メダル獲得!車いすラグビー日本代表・羽賀理之さん【市川市】
市川市立行徳小学校出身の羽賀理之さんは、3大会連続でパラリンピック日本代表。
2019年から代表チームの副キャプテンを務めています。
柔和な笑顔から想像できない闘争心
パリパラリンピック準決勝(オーストラリア戦)では、最終ピリオドで投入され、長い手を生かしたプレーでメンバーを鼓舞。
チームの精神的支柱として、延長戦を制する原動力に。
チームは決勝でも勝利を収め、見事金メダルを獲得しました。
「金メダルは皆が諦めなかったおかげ」と謙虚ですが、月・水・金は自身と同じアスリート雇用の選手とのチーム練習、火・木は「行きたくないほどきつい」加圧トレーニング、土・日は所属チームAXEの練習と、車いすラグビー漬けの生活を送ってきました。
転んでもぶつかってもいいのが魅力
幼少期から野球を続け、体を動かすのが好きな羽賀さん。
事故で頸椎を損傷、入院中に車いすで転んで大騒ぎとなり、「これからはおとなしく生きなければいけないのか」と、車いすでの生活にネガティブなイメージがぬぐえませんでした。
そんな中、激しく走りぶつかり合い、転んでもまた起こしてもらい競技を続ける「マーダーボール(殺人競技)」の異名を持つ車いすラグビーと出合います。
膝の上にボールを乗せて試合を進められるルールが自分に合っていると感じ、すぐに夢中になりました。
それから19年。
チームメートから「マッサ」と呼ばれる羽賀さん。
「仲間と助け合いながらいろいろなピンチを切り抜けるのが楽しい。自分たちの活動でパラスポーツを広めていければ」と話してくれました。