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東京・新小岩といえば駅前の下町情緒あふれる商店街が有名。活気ある商店街の中には「レインボー」という人気カプセルホテル（男性専用）が存在する。

どうやら大浴場・サウナに定評がある施設らしく、連日多くのサウナ好きたちが訪れているようだ。実際に宿泊してみたので今回は館内の様子をレポートしようと思う。

・レトロな外観

JR新小岩駅から歩くこと2分、目的の「レインボー」へとやってきた。鮮やかな緑色の看板が特徴的だ。フォントが可愛らしくてステキ。24時間営業という謳い文句がどこか頼もしい。

まずは階段を上って2階のエントランスへ。階段の派手やかな装飾は……ドリフ、まるで『ドリフ大爆笑』のオープニングを彷彿とさせるデザインだ。レトロチックで雰囲気抜群。

ロビーは広々としていて超キレイ。清潔感MAXで入った瞬間から気分は上々。靴を脱いでシューズボックスに収納したらチェックイン開始。受付の対応も丁寧で実に素晴らしい。

ちなみに、宿泊費は楽天トラベルで予約したところ1泊3700円だった。

・大浴場へ

フロント横の暖簾（のれん）をくぐると大浴場・脱衣所・ロッカールームが出現。受付後はスムーズに着替え＆入浴できてナイス。暑い日はすぐにでも汗を流したいから助かる。

ロッカーの中には館内着とタオルが完備。ロッカーは高さと奥行きがあるのだが、幅が狭くてリュックをそのまま収納するのは難しい。少し荷物を取り出して凹ませたら入った。

さっそく大浴場に入ってみる。まず視界に入ってきたのはメガネ型の水風呂（2種類）。やや冷たいタイプとキンキンに冷えたタイプが完備。

中央に古代ローマを彷彿とさせる石像が飾ってあったりしてオシャレ。洗い場は数が多くて混雑することなく利用できてよかった。シャンプーは甘くて上品な香りがして癒される。

湯船は趣のあるヒノキ風呂＆迫力満点のジェットバス（2種類）。ゆっくりと静かに温まりたかったので筆者はヒノキ風呂を選択。清々しい香りが心地いい。

サウナは「中温サウナ」、「高温サウナ」、「ミストサウナ」と3種類もあって豊富。試しに中温サウナに入ってみたが……かなりアツい。すぐに汗だくでポカポカ。

高温サウナは……入った瞬間ギブアップしてしまった。ミストサウナは穏やかな温度で居心地が最高。個人的にはミストサウナが1番お気に入り。お風呂もサウナも盛りだくさんで大満足である。

・休憩所

大浴場を楽しんだあとは館内着に着替えて3階の休憩所へ。館内マップがコミカルでわかりやすい。フロア移動はエレベーター（1基）、もしくは階段を利用していく。

3階の休憩所に行ってみるとリクライニングチェアがズラリ。全席テレビ付きで豪華である。座ってみるとフカフカで快適。背もたれを結構後ろのほうまで倒せるから寝心地もいい。

漫画コーナーもあって話題の『呪術廻戦』や『スパイファミリー』などが揃っている。あいうえお順に陳列されているので漫画を探しやすい。

今回は行かなかったが3階にはレストランもある。豚丼のポスターがデカデカと飾ってあってウマそう。次回はぜひ利用してみたい。

・カプセルルームへ

たっぷりと休んだあとは寝支度を整えてカプセルルームへ。正直、リクライニングチェアが快適すぎてあのまま寝ていたかった……。

むかしながらのカプセルベッドがたくさん設置されている。

筆者の寝床は2段ベッドの上段。手すりが外側だけではなく内側にも付いているタイプでよかった。これがあると上り下りしやすいし、転落防止に繋がるから安心である。

カプセル内は黄ばんでいて年季が入りまくり。やや圧迫感のあるサイズだが、涼しくて結構居心地がいい。寝っ転がってみるとマットレスや枕も厚みがあってグッド。

大浴場・サウナのおかげでこの日はぐっすりと眠ることができた。朝も早めに起きてヒノキ風呂とミストサウナをゆったりと満喫。

滞在中は快適に過ごすことができて大・大・大満足である。近いうちにまた宿泊してみたいと思う。

・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称　レインボー新小岩店
住所　東京都葛飾区新小岩1-49-1

参考リンク：楽天トラベル
執筆：古沢崇道
Photo：RocketNews24.