「クソでかい」と話題の肉まんと「一番重たい」豚まんはどっちが餡が多いのか? デイリーヤマザキ大肉饅 vs ファミマ極旨黒豚まん
最近のSNSってマジで殺伐としすぎてないだろうか? 全員ケンカしてる。もう怖い。と思っていたところ、デイリーヤマザキの大肉饅がクソデカイと話題になっていた。これだよ、俺が探してたニュースは。
しかも、本日2024年9月3日、ファミリーマートも「ファミマで1番重たい中華まん」という豚まんを販売開始したではないか。おいおい、穏やかじゃないね。でも、こんな戦争なら大歓迎。コンビニファイト! レディー・ゴー!!
・お互いに仕上がってる
I would likeif I mayto take you……おお、失礼、思わず『機動武闘伝Gガンダム』のストーカーばりに煽ってしまったが、戦いを始める前にご説明させていただきましょう。
まず、話題のデイリーヤマザキ『大肉饅(税込270円)』だが、こちらは話題になるのも分かるくらいのオーラを放っている。なんなら、買いに行った時、デイリーヤマザキの入り口に入ってすぐに「これだ!」と分かった。クソデカすぎてスチーマーがパンパンだったのである。
対するは、ファミリーマートが自ら「ファミマで1番重たい中華まん」と豪語するのが本日発売の『ずっしりやみつき 極旨黒豚まん(税込240円)』。前日の公式X(@famima_now)のポストではメジャーを引きちぎりそうな肉まんの画像が投稿され注目を集めている。
・肉あんが多いのはどっち?
くしくも、同時期にコンビニで販売されているクソデカと一番重たい。はたして、肉あんがより多く詰まっているのはどっちなのか?
並べてみると、デカさではヤマザキ大肉饅が圧勝している。ただ、ファミマ極旨黒豚まんを受け取った時の腕にずっしりと来る感覚……質量感は負けてなさそうな気がした。そこで切って中身を確認してみたところ……
やはり、ファミマの極旨黒豚まんはサイズ感から想定するより肉あんがギュウギュウに詰まっていた。しかし、意外だったのはヤマザキ大肉饅の方である。
こちらも、かなりしっかりと肉あんが詰まっていたのだ。どうやら、デカイだけではなく具材も増量されている模様。まさしく見た目だけではない重量級ファイター。
・ファイッ!
これ以上の真実を知るには量ってみるしかなさそうだ。まずは、ファミマ極旨黒豚まんの肉あんを取り出し皿に入れてキッチンスケールに乗せる。ちなみに、191gの皿を使用しているのだが……
キッチンスケールが示した値は……
238gであった。すなわち、肉あんは47g入っていたということになる。先制攻撃でプレッシャーをかけていくファミマ。さあ、迎え撃つヤマザキはどうするのか? 皿から肉あんを取り出し、間違いなく191gに戻っていることを確認した後……
ヤマザキ大肉饅の肉あんを入れてみたところ、キッチンスケールが示したのは……
_人人人人人人_
> 261g <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄
70gの大台に乗せてきた……! オーマイガー! こんなことがありえるのか!? 絶体絶命かと思われたヤマザキの残り数秒での大勝利。私は奇跡を目撃したのかもしれない。
・死闘の末
デイリーヤマザキに貼ってあったポップによると、その重量は『ヤマザキベストセレクション肉まん』の1.7倍なのだとか。税込270円はコスパが良いと言えるだろう。
一方、ファミマも肉あんの重量では負けたものの、ジューシーかつ豚の旨みが感じられるその味は一食の価値があった。いつも以上に肉あんの存在感が強いためか、高級感のある味となっている。それぞれに違って、それぞれに良い。
突如勃発したコンビニ肉まんファイト。ひと時だけでも殺伐とした気持ちを忘れることはできましたでしょうか? 残念ながら胸躍る時間もいよいよお別れ……。
私にはもはや何も説明すべきことは残されていません。でも、大丈夫。ヤマザキの大肉饅とファミマの極旨黒豚まんはあなたのそばにいるのだから。もはや言葉などいらない。それでは希望の未来へー! レディ・ゴーッ!!
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.