「炊飯器」に“入れっぱなし”はNG!意外と知らない“保温してはいけないもの”「気を付けます…!」
自炊に欠かせない炊飯器。炊いたごはんを温かいまま保存できる「保温機能」はとても便利ですが、じつは間違いな使い方もあります。ここでは、意外と知らない「炊飯器の保温NGなもの」をご紹介します。
NGその1.炊き込みご飯
一般的な炊飯器であれば、12~24時間の保温が可能です。できるだけ早く食べた方がいいのはもちろん。炊飯器によってはさらに長時間保温できるものもありますが、保温時間が長くなればなるほど味や食感が落ちます。
しかし、炊き込みごはんは別もの。野菜やお肉などの具が入っているため、白米よりも水分が多く、傷むリスクが高いんです。
それだけでなく、調味料で味つけしたごはんを保温すると、炊飯器の内釜ににおいが移る場合も。塩分でパッキンが劣化する恐れもありますので、炊き込みご飯は早めに食べ切るか、別の容器に移しましょう。
NGその2.低温調理したもの
炊飯器の保温機能を使って、ローストビーフやサラダチキンを「低温調理」するレシピも出回っています。
しかし、メーカーでは保温機能を低温調理に使用することを推奨していません。炊き込みごはん同様に食材が傷む可能性や、用途外の使用により事故につながる可能性もあります。
炊飯器の保温機能は温度調整ができないうえに、低温調理よりも温度が高めです。炊飯器で低温調理を行う場合は、調理が可能な機種を選びましょう。
NGその3.冷やごはん
一度冷めたごはんを再度温めるために、炊飯器の保温機能を使うのはNGです。
炊飯器で温めると、ごはんの水分が抜けてパサパサとした食感になります。また、ごはんが傷んで腐敗する恐れも。
余ったごはんや冷やごはんの再保温はもちろん、炊いたごはんに古いごはんを継ぎ足すのも避けてください。
保温に頼らず早めに食べて
炊飯器の保温機能はごはんをおいしく食べるための便利な機能ですが、時間とともに劣化します。
炊飯後は早めに食べて、保温機能をただしく使いましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア