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中学野球 県選抜で全国目指す 名張の3人

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桔梗が丘中・坂本さん、北中・大林さん、名張中・中山さん

 静岡県で11月にある「第22回全国中学生都道府県対抗野球大会in伊豆」への出場権をかけた10月12日の東海ブロック代表選考会に臨む軟式野球の三重県選抜チーム「東海 U15 MIE SELECT」に、名張市内の3年生3人が選ばれた。「自分の強みをアピールしたい」「新しい仲間とコミュニケーションを深めたい」と意気込む。

 小学6年のころに桔梗バイオレットでソフトボールを始めた桔梗が丘中の坂本伶さんは、チャンスに強い打撃が持ち味の捕手。苦しい場面でも自分から声を出すのが身上で、「投手陣に『投げやすい』と言われる配球を心掛けたい」と話す。

 小学1年から桔梗ボーイズで野球を続けてきた名張中の中山大翔さんは、守備範囲の広さや走力が持ち味で、外野守備の要となる中堅手。チームの雰囲気や攻守交代時のテンポなど、選抜チームならではのポイントに注目し、「仲間とともに自分らしくチームを盛り上げたい」と語る。

 美旗グリーンベアーズなど複数のチームで小学1年から練習を重ねてきた北中の大林宇宙さんは、パワフルな打撃や積極的な守備が魅力の三塁手。「各地から集まってくるうまい選手たちが、普段どんな練習をしているのか知りたい」といい、「周りに負けない打力で自分をアピールしていけたら」と話した。

 同選考会には4県各1チームが出場し、うち2チームが全国大会に進む。三重は2022年の全国大会で3位に入っており、市内の選抜チーム「名張クラブ」の監督も務める名張中の山下裕之教諭は「物怖じせずチームに溶け込み、レギュラーを取れるよう頑張ってほしい」と激励した。

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