あたたかな明かりが復元建造物に灯る! 夜間特別開園「紅葉とたてもののライトアップ」が11月23・24日に『江戸東京たてもの園』で開催
趣ある復元建造物が立ち並ぶ園内を散策しながら、艶(あで)やかに色づく紅葉とやさしい灯りに照らされた建物内を見学できる特別な2日間。東京都小金井市の『江戸東京たてもの園』で2024年11月23日(土・祝)・24日(日)、夜間特別開園「紅葉とたてもののライトアップ」が開催される。
さまざまな灯りに照らされた建物と紅葉の共演
秋も深まるこの季節、歴史ある30棟の建物がたたずむ野外博物館『江戸東京たてもの園』で、紅葉とライトアップの両方を楽しむことができる夜間特別開園が開催される。
「吉野家」「網島家」では日替わりで囲炉裏に火を入れ、炉焚きで訪れる人をお出迎え。また、「子宝湯」では浴槽に湯を張り、銭湯の浴室内をライトアップする(入浴は不可)。「デ・ラランデ邸」では暖炉で訪れた人を温め、「仕立屋」ではガス灯に火が灯されている。
この他にも「万徳旅館」では行灯の明るさを体験できるのをはじめ、石油ランプなどの昔の明かり道具が展示される。
事業担当者は、「照明デザイナー監修のもと、復元建造物や紅葉をほのかな明かりで美しく照らし出します。また、東の広場ではおよそ1000個の火を灯したキャンドルで『東京2025デフリンピック』の大会エンブレムを描き、幻想的な風景を形成して、来年日本で初めて開催される大会を応援します」と見どころを語ってくれた。
さまざまな灯りで照らされた園内を散策して、秋の夜長を満喫しよう。
キッチンカーの登場や「たてもの文様の切り紙づくり」体験も
11月23日(土・祝)には造形作家の下中菜穂氏を講師に迎え、吉野家にて15時~と17時~の各回約90分、園内のたてものに施された文様の切り紙を作って行灯にする「たてもの文様切り紙づくり」体験が実施される。対象は小学3年生以上(カッターを使える方)、定員各回20名(当日先着順)。参加費無料。手話通訳が必要な方の事前予約枠あり(先着5名、詳細は公式HP参照)。
また、東の広場やエントランス広場にはキッチンカーも登場する。温かい飲み物や軽食を提供しているので、散策途中に立ち寄ってみたい。
開催概要
「紅葉とたてもののライトアップ」
開催期間:2024年11月23日(土・祝)・24日(日)
開催時間:16:30~20:00(開園は9:30~、入館は~19:30)
会場:江戸東京たてもの園(東京都小金井市桜町3-7-1 都立小金井公園内)
アクセス:JR中央線武蔵小金井駅からバス5分 、JR中央線東小金井駅からバス6分
入場料:一般400円、65歳以上200円、大学生320円、中学生・高校生(都外)200円
※中学生(都内在住または在学)・小学生・未就学児童は無料
※障害者手帳をお持ちの人と付き添い2名まで無料。
【問い合わせ先】
江戸東京たてもの園☎042-338-3300
公式HP https://www.tatemonoen.jp/event/page/2024_lightup.php
取材・文=前田真紀 画像提供=江戸東京たてもの園
前田真紀
ライター
『散歩の達人』『JR時刻表』ほか雑誌・Webで旅・グルメ・イベントなどさまざまなテーマで取材・執筆。10年以上住んだ栃木県那須塩原界隈のおいしいものや作家さんなどを紹介するブログ「那須・塩原いいとこ、みっけ」を運営。美術に興味があり、美術評論家で東京藝術大学教授・布施英利氏の「布施アカデミア」受講4年目に突入。