核廃絶訴え、まち中行進 葉山町、逗子市で
全国各地で核廃絶を訴え、8月に原水爆禁止世界大会が行われる広島に向けリレーで歩く「国民平和大行進」が5月15日、葉山町・逗子市でも行われた。
当日午前9時30分に葉山町役場を出発した一行は、「被爆80年、被爆者とともに核兵器も戦争もない平和な世界を」と書かれた横断幕を広げながら、逗子市役所を目指し行進。市役所前で逗子チームと合流し、約40人で引き続き米軍基地池子ゲートまで歩いた。
葉山町役場での出発式で山梨崇仁町長は「葉山町は1992年に葉山町非核平和都市宣言を行った。町として未来を担う子どもたちへの啓発活動を積極的に行っている」と述べ、昨年の町主催の平和標語コンクールの金賞作品「差し延べたその手も誰かに救われて」を披露した。
逗子市役所前では桐ケ谷覚市長は「逗子市は2004年に逗子市非核平和都市宣言を行っている。今年、戦後80年の節目を迎え、平和な社会の実現について考える機会を設け、市民の皆さんが安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいく」と決意を新たにした。