防御率0点台も2カ月勝利のない広島・大瀬良大地と2戦連続7失点KOのヤクルト高橋奎二が今季2度目の対決
今季2度目のスライド登板となる大瀬良大地
台風7号の接近に伴い、16日に神宮球場で予定されていたヤクルト-広島戦は中止に。先発予定だった広島・大瀬良大地は、今季2度目のスライドで本日17日に先発する。
大瀬良は今季ここまで17試合に先発して、4勝2敗ながら防御率は12球団で唯一の0点台となる0.96をマーク。QS(6回以上自責点3以下)も14度記録するなど、安定感抜群のピッチングを披露している。
ただ、6月22日の中日戦(バンテリンドーム)で4勝目を挙げて以降、約2カ月勝利から見放されている。前回登板した8日の巨人戦(東京ドーム)では、6.1回95球を投げ、8安打5失点(自責は2)で1カ月ぶりの黒星を喫した。そこから中8日で今日の登板に臨む。
ヤクルト戦には今季2試合に登板して防御率2.38。相手先発の高橋奎二とは4月4日に本拠地マツダで投げ合い、5.1回5安打3失点でともに勝敗付かず。今季2度目の対決ではスコアボードにゼロを並べて、久々の勝利を手にしたいところだ。
広島戦得意の高橋奎二
一方、ヤクルトの先発は高橋奎二。プロ9年目左腕は、ここまで14試合に登板(先発は13試合)して3勝7敗、防御率4.60、QSは7度のみと不本意な数字が並ぶ。前回登板した10日のDeNA戦(横浜)では、自己最短となる1.2回で降板。50球を投げ、6安打4四死球7失点で敗戦投手となった。
3日の巨人戦(東京ドーム)でも4.0回99球で、3発を浴びるなど10安打7失点で降板。8月に入って、2試合連続で5回持たずにKOと不甲斐ない投球が続いている。中6日で上がる今日のマウンドでは、この不安定な内容を払拭する投球が期待される。
広島戦には今季5度登板(先発は4試合)し、1勝1敗1ホールド、防御率1.86をマーク。QSも3度記録するなど好相性だ。前回7月27日の対戦でも7回105球4安打無四球無失点に抑える快投を見せていた。今日も最少失点に抑えて味方の援護を待ちたい。
チームは借金13で最下位と低空飛行が続き、3位・阪神とのゲーム差は8.5と2年ぶりのCS進出へ崖っぷちに立たされている。この逆境を乗り越えるためには、2021、22年のリーグ連覇に大きく貢献した左腕の復調は不可欠。8月3度目の登板で首脳陣の期待に応える投球を見せることができるか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・石田裕太郎-巨人・井上温大(横浜)
中日・H.メヒア-阪神・村上頌樹(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
楽天・古謝樹-西武・今井達也(楽天モバイル)
オリックス・宮城大弥-日本ハム・D.バーヘイゲン(京セラD大阪)
ソフトバンク・C.スチュワートJr.-ロッテ・D.カイケル(みずほPayPay)
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記事:SPAIA編集部