母「待ち合わせ?何時にどこで?」すれ違いばかり…待ち合わせも限界か #母の認知症介護日記 163
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
父が吹き込んだウソを信じ、娘たちが自分のお金を狙っていると思っていた、母・あーちゃん。姉・なーにゃんと電話で話したことにより、すぐに誤解は解けましたが、ワフウフさんは疑念を抱かれていたことにショックを受けてしまいます。そんなワフウフさんのもとに、あーちゃんから「住所と電話番号を教えて」という電話がかかってきました。もちろんあーちゃんには知らせているので、ワフウフさんは父の差し金だとすぐに気付きます。父は、実印を返してほしいという書類を送るつもりのようで、実印はあーちゃんが返却を希望していると言って聞きません。しかし、電話の奥からあーちゃんの「そんなこと言ってない!」という言葉が聞こえ、都合が悪くなった父が一方的に電話を切ったため、一体何を考えているのか知ることはできませんでした。
なんでそうなる…!?
父が一方的に切ってしまった不愉快な電話から数日がたったころ、ワフウフさん姉妹のもとに父から手紙が届きました。書類を送ると言われていたので、一体どんなものかと構えていたら、いたって普通の手紙でワフウフさん姉妹は拍子抜け。内容は通帳やマイナンバーカード、実印などの印鑑類を返却しなさいというもので、差出人はあーちゃんになっていましたが、字や文章から父が書いたのは明らか。ただあーちゃんの介護をしたいだけなのに、なぜこんな面倒なことになっているのか、ワフウフさん姉妹は気が重くなっています……。
今日は認知症の病院へ行く日。ここのところ待ち合わせがうまくいかないことが続いていたため、あーちゃんは先に姉と待ち合わせをしてから私と落ち合うことにして、そう書いたメモを渡しました。
しかし、当日の朝になってあーちゃんから電話。どうやら姉との待ち合わせをすっかり忘れていて、メモもないと言うのです……。
慌てて姉に連絡し、あーちゃんに電話を入れてもらうと、私へ電話をかけたのは、あくまでも「念のための確認」で、メモも手元にあると言っていたそう。あれ……?
それからしばらくして、あーちゃんからまた電話。やっぱり姉との待ち合わせを忘れている様子。
結局、何度もメールや電話をして、無事に電車から降りてくるあーちゃんを保護しました。よかった……!
ちなみに、待ち合わせでよく使うパン屋さんの場所がわからなくなっていたあーちゃん。
さらに「改札」と聞いてもピンときていないようで、もう待ち合わせは難しいのかも……と思ったのでした。
今日は認知症の病院へ行く日。ここのところ、待ち合わせがうまくいかないことが続いていたため、途中で姉と待ち合わせをしてから私と合流することにして、あーちゃんにはそのように書いたメモを渡していました。
しかし、当日の朝になってあーちゃんから電話があり、姉と待ち合わせをすることをすっかり忘れている様子。メモも手元にないと言います。慌てて姉に電話をして、姉からあーちゃんに電話をかけてもらうと、メモは手元にあると言い、私への電話は『念のための確認』だったと話していたようで、何も問題なさそうです。
これで安心……とはいかないのが、今のあーちゃん。またしばらくすると私に電話がかかってきて、やっぱり姉との待ち合わせが抜けていました。その後、何度も電話をかけたりメールをしたりした結果、無事に姉が電車から降りてくるあーちゃんを保護することに成功。でも、もう今の状態では待ち合わせは無理かも……と感じました。これで「日常生活には困っていない」と言ってしまう父……信じられません。
--------------
少し前までは、何度も繰り返し使っている交通手段や待ち合わせ場所であれば問題なく1人で移動できていましたが、それもかなり難しくなってきているようですね。携帯電話の操作も怪しくなっているので、そろそろお出かけについて真剣に話し合う時期がきているのかもしれません。物理的な距離がある中での別居介護。気持ちとは裏腹に、できることには限界があるのは仕方ないとはわかっていても、つらいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。