【茅ヶ崎市】道の駅 湘南ちがさき 好調 想定の1.5倍推移 開業49日で来場40万人、売上3億円
茅ヶ崎市は8月29日の定例記者会見で、7月に開業した道の駅「湘南ちがさき」の利用状況について発表した。グランドオープンの7月7日から8月24日までの49日間で、想定の1・5倍となる約40万人が来場、累計売上は約3億円となった。
会見では同道の駅の澤本勇二支配人が「テレビ取材が多く、市のPRに加えSNS配信などもあり注目度が上がっていた」と好調の要因をあげた。「夏休み中は通常、道の駅はファミリー層が多いが、湘南ちがさきではあらゆる層の来場があった。まだまだ想定を上回っているが、盆明けから落ち着きつつあり、最近は地元来場者が多く見られる」と話した。
また、「売り切れることが多い商品」として、イヌヰ熊沢商店の「湘南いぬいあんぱん」、アゼリアうみ風の「無添加ちがさき三層プリン」、かいひ丸の「しらす・生しらす」をあげた。なんどき牧場の「茅ヶ崎メンチ」は累計で2万個を売り上げ、最多を記録しているという。
施設貸出を開始
8月23日から屋外の交流広場にキッチンカーの出店が始まった。今後も、土日祝日には行う予定だという。
また同日には、市が作成したプロモーション動画が公開された。道の駅や周辺の柳島に焦点を当てたもので、動画は市役所本庁舎や市公式YouTube「ハーモニアスちがさき放送局(@chigasakikoho)」で視聴することができる。
9月1日からは、交流広場や地域振興拠点2階の多目的室の貸し出し募集を開始しており、地域イベントや会合の会場としての利用も可能。すでにコンサートやダンス、車の展示会などの問い合わせがあるという。
貸し出しの運用に加えて、「周辺道路などの混雑次第」としたうえで、道の駅主催のイベントなども早ければ10月から行っていくという。
佐藤光市長は「市内外の事業者や市民の皆さんの協力で盛り上がっている。今後は多目的スペースでチョイス茅ヶ崎のワークショップや加山雄三さんの展示などもできたら面白い。茅ヶ崎、湘南を盛り上げていきたい」と話した。