二の丸広場に木々茂る 環境イベントの一環
小田原城址公園二の丸広場で3月22日、市内外の出展者が集うイベント「西湘おだわら流域風土再生マルシェ」が開かれ、会場内に出展ブースのほか多くの植栽材が登場した=写真。
このマルシェは一般財団法人杜の財団(山梨県)らが小田原合同庁舎で23日に実施した環境シンポジウム「小田原城はなぜそこにあるのか〜流域視点の脈を見抜いた先人の智恵を探る〜」の関連イベント。広場内の城側から堀側までを自然の上流から下流に見立て、出展ブースと植栽が自然環境や人の営みに沿って配置された。
これら即席の植栽は循環型環境をイメージして設営されたもの。樹木などは市内久野から運び出され、イベント前夜に「一夜城」のように準備が進められた。
当日はマルシェのにぎわいに加え、地元住民や観光客が興味深そうに1日限りの緑化された城址を眺めていた。