赤城神社の魅力に迫る企画展「赤城山に受け継がれた流山の記録―赤城神社と人々―」が10月27日(日)まで開催【流山市】
流山の地名の由来にもなった赤城山 山頂に立つ「赤城神社」がテーマの企画展が、流山市立博物館で開催中。講座や見学会も注目です。
7つのテーマで展示初公開の資料も!
企画展では、江戸時代から現代までの赤城神社を取り巻く人々に焦点を当て、社殿や境内の調査で発見された棟札や古文書などの未公開資料、拝殿屋根瓦の設計図、みこしや大しめ縄行事など折々の祭礼の写真などを展示。
神社所蔵の貴重な資料など、約30の資料を7つのコーナーに分けて紹介しています。
目玉の一つは「正一位赤城大明神」と刻された拝殿扁額(複製)。
同神社祭神の格式の高さを象徴するもので、この位が与えられた訳が記された書状(宗源宣旨)祝詞や錦布地貼りの木製文箱、幣帛とその収納木箱などの記念品(現物)も一緒に展示されています。
「5点全てそろっているのは大変貴重。赤城神社はいろいろな人が関わり、守られ、現代に引き継がれていると実感します」と同館学芸員。
博物館から赤城神社は徒歩圏内なので、両方を見学してみては。
大しめ縄行事や本殿の彫刻を特別見学
10月の日曜日はイベントがめじろ押しです。
10月6日には企画展で紹介している内容を、実際に赤城神社を見学しながら学芸員が解説し、同神社の魅力に迫ります。
10月13日は、市指定無形民俗文化財である「大しめ縄行事」の日。
氏子と流山5〜8丁目の自治会員を中心に総勢約200人で3本のしめ縄を作り、より合わせて1本の大しめ縄に仕立て、保存棟に掲げる作業を見学できます。
大しめ縄は長さ6.5m、重さ約500kg と圧巻です。
さらに10月20日は同神社の社殿を内覧。
普段は非公開の拝殿と、太鼓橋でつながっている本殿の豪華絢爛な彫刻などを特別に見学できます。
10月の講座やイベントはそれぞれ定員があり、申し込みが必要です。(取材・執筆/琉)
会期/~10月27日(日)
午前/9時30分~午後5時
場所/流山市立博物館
住所/千葉県流山市加1‐1225‐6
休館日/月曜日 ※9月16・23日、10月14日は開館。各翌日休館
料金/入館無料
―期間中のイベント― ※いずれも午後開催、参加無料
◆講座「赤城神社の魅力に迫る」
10月6日(日)/定員40人/申し込み9月22日から
◆光明院と赤城神社(大しめ縄行事)境内見学会
10月13日(日)/定員20人/申し込み10月2日から
◆赤城神社社殿内覧会
10月20日(日)/定員20人/申し込み10月2日から
※問い合わせ・申し込み
電話番号/04-7159-3434 流山市立博物館