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「民主党にはバイデンしかいない」討論会で惨敗も他候補が出ない理由とは?

文化放送

7月1日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、アメリカ大統領選について意見を交わした。

バイデンで行くしかない

11月のアメリカ大統領選に向けた1回目の候補者討論会から一夜明けた先月28日、リベラル系の米有力紙ニューヨーク・タイムズ電子版は社説で、民主党のバイデン大統領は再選を諦めて選挙戦から撤退し、共和党のトランプ前大統領に勝利できる候補者を改めて擁立するべきだと主張した。高齢なバイデン氏の「衰え」が目立ち、討論会でも精彩を欠いたことが理由。民主党寄りの報道姿勢で知られるニューヨーク・タイムズが、バイデン氏の候補者としての適格性を否定したことで、正式に候補者指名が行われる8月の同党全国大会に向けて党内の「バイデン降ろし」が加速する可能性がある。

寺島アナ「上念さんは今回の討論会の映像を含め、どうご覧になっていますか?」

上念「放送事故です。(笑) 何が問題かというと、話してる内容も支離滅裂なんですけど、それ以上に声が小さい。何を言ってるか分からない。トランプさんも結構ウソばっかり言ってたみたいなんです。それを後でファクトチェックされて、ウソばっかじゃんとか言われてるんですけど、でもバイデン大丈夫か? という印象が強すぎました。ただ意外なことに、多分変えない方が勝てるようなんですよ。これには根拠となる論文がありまして、ちょっと難しいので詳しくは言いませんが、民主党にはトランプ大統領前大統領に勝利できる候補がバイデン氏以外にいないんです。なので、バイデン氏で行くしかないんですけど、民主党は内紛を始めちゃうのかな? みたいな感じです」

社説では、バイデン氏が討論会で自身の実績や2期目の政策をアピールしたり、トランプ氏の虚偽を含む挑発的な発言や過去の失政を追及したりすることができず、力の衰えをさらけ出したと指摘。民主主義の諸原則をないがしろにするトランプ氏の返り咲きを阻止するため、「バイデン氏が今できる最大の公的貢献は再選に向けた選挙戦から撤退すると発表することだ」と訴えた。討論会でバイデン氏は言葉に詰まったり戸惑ったような表情を見せたりする場面が目立ち、主催のCNNテレビが放映後に行った視聴者対象の調査では、同氏への評価が急落していた。

寺島「また別の調査では若者の支持低下も指摘されている、ということです」

上念「そうは出てますけど、支持率が低下したからと言って、この人たちがトランプさんに票を入れるかっていうと、たぶん入れないんですよね」

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