「二季」は北海道でも…あす7日からさらに冬に!札幌市でも雪がうっすら積もる 北海道の天気予報&気象予報士解説/2025年11月6日更新
北海道のあす7日(金)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
流行語になった「二季」って?
「二季」という言葉がきのう5日(水)、新語・流行語大賞にノミネートされました。春夏秋冬の「四季」が夏と冬の二季化している状況を表す言葉です。
ということで、季節を擬人化したナツさん、フユさんがいっぱいいます…
二季化は、本州に限った話ではありません。
今年の北海道は6月上旬から30度以上の真夏日が続出し、長い夏になりました。ここ数週間で一気に寒くなったため、春物や秋物を着る機会が少なかったですよね?
近年、こんな年が多くなっている気がしますが、地球温暖化の影響もあります。あす7日(金)からさらに季節が進み、雪が降ります。
あすからさらに冬に!
あす7日(金)朝9時から、土曜朝9時までの24時間に降る雪の量です。日本海側やオホーツク海側の平地で青色、5センチ前後の雪が降り、広く積もるでしょう。美幌峠や中山峠周辺など山沿いの多いところで20~30センチです。札幌市内でも山沿いで10センチ前後、平地でも0~5センチ降って、うっすら積もるでしょう。
急に雪と寒さがやってきます。注意しましょう。
7日(金)の天気と気温
小樽では青の運河、開催中です。
あす7日(金)のお出かけは傘と暖かい服装が必要です。
あす7日(金)の天気と気温です。
日本海側やオホーツク海側を中心に雨や雪が降るでしょう。最高気温は午前中に観測され、午後は急降下します。風も強まり、寒いでしょう。
帯広ではあす7日(金)は晴れますが、風が冷たいでしょう。
あす7日(金)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌や倶知安は朝から雨で、午後は雪に変わります。千歳や苫小牧も夕方以降は雪が降りそうです。夜は路面凍結にも注意して下さい。
道北・空知です。
朝から雨や雪が降り、海岸部では傘がさせないほどの強い風も伴います。午後は留萌地方や滝川周辺を中心に広く雪が積もるでしょう。
道東・オホーツク海側です。
各地で風が強く、道東は晴れても寒いでしょう。オホーツク海側では、午後は横から吹き付けるような雪の降り方になり、着雪による停電にも注意が必要です。
大きく変化する気圧にも注意
あす7日(金)から天気傾向が大きく変化しそうですね。
立冬で季節が冬に変わるだけでなく、降るものが雨から雪に変わり、一気に寒くなります。路面も凍結路面に変わりそうです。そして、他にも大きく変化するものがあります。
気圧変化も大きくなるんです。
こちらは札幌の今後1週間の気圧予報です。赤色ほど気圧変化による体調への影響度合いが大きくなり、矢印は気圧の上がり下がりを表しています。
ほとんど赤で、影響度が大きくなりそうです。ただでさえ急な寒さで体調を崩しやすくなる上に、気圧変化で頭痛や肩こりなどの症状も出やすくなります。今夜はしっかり栄養や睡眠をとりましょう。
7日(金)からの週間天気予報
札幌でもあす7日(金)は、景色が白くなるかもしれませんね。
あす夜はうっすら雪が積もりそうです。さて、札幌管区気象台にあるカエデの紅葉がきょう6日(木)、発表されました。紅葉と雪が両方見られそうですね。
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
札幌や網走など土曜の昼まで雪が降り、風も強いでしょう。日曜の午後は日本海側で雨が降り、月曜から火曜は再び雪がまじりそうです。
太平洋側です。
千歳で土曜の朝まで雪が降りますが、交通に影響が出るほどではないでしょう。その他は土曜もカラッと晴れて、寒さが続きます。火の取り扱いも注意して下さい。
7日(金)の札幌の朝昼晩の天気
あす7日(金)の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
あすは雪が降りますね。
午後は雨が雪に変わります。風が強いので、長靴やレインコートがオススメです。とにかく寒いです。夜はうっすら雪が積もるため、路面凍結にも注意して下さい。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月~金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
※6日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU