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岩塚製菓社員ら、自然栽培米の田植えを実施 長岡市飯塚地区で9年目の取り組み

にいがた経済新聞

自然栽培米の田植えに挑んだ岩塚製菓の新入社員たち

2025年6月3日、新潟県長岡市飯塚地区の「天神谷」にて、米菓メーカー大手の岩塚製菓株式会社(同市)、JAえちご中越、有限会社ファームリンクル(同市)らが共同で取り組む自然栽培米コシヒカリ「天神谷米」の田植えが行われた。今年で開始から9年目を迎えるこのプロジェクトは、地域農業の活性化と安全・安心な米作りを目指して続けられている。

作業は手植えと田植え機を使って行われた

あいにくの雨模様の中、岩塚製菓からは槇大介代表取締役社長をはじめ、新入社員5人を含む社員が参加。機械植えが主流となる中、参加者は一株ずつ手作業で苗を植え、和やかな雰囲気で作業に励んだ。岩塚製菓の川端智也さん(22)は「手植えは学校の体験以来。久しぶりで楽しみ」と語った。

熱心に作業に取り組む社員たち

祖父母の姿を思い出しながら田植えをしたという岩塚製菓の川端智也さん

作業が進むなか、槇社長も数年ぶりの田植えに没頭し、「今日は社員も楽しんで作業をしていた。弊社は原料にこだわりを持っている。そのような中、生産の最初の部分に触れられることはありがたい。豊作を期待します」と述べた。一方、作業を終えた川端さんは「思ったより大変で、生産者の苦労を実感した」と述懐。農業を営んでいた祖父母を思い浮かべ、「毎日真心を込めて田んぼに向かっていたのだと思う」と感慨深げに話した。

久しぶりに参加したという岩塚製菓の槇大介代表取締役社長

コシヒカリの種子は、稲の病気防止や品質維持のため、おおむね3~5年ごとに更新される。今年は種子更新の初年度にあたり、今回植えられた稲は“初代”の作付けとなる。社員らによって手植えされた稲から採取される種子は、翌年以降の栽培に受け継がれ、品質の良い米作りが継続していく見込みだ。

(文・写真 湯本泰隆)

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