妊娠中に体験した、クマの恐怖…もう対策しないと山には登れない【実話マンガ④】
妊娠中、足腰の筋肉をつけなきゃ!と向かった登山で、近くにクマが…。
第4話の今回は、「その後」の話です。
連載「クマさん、ここまでよ」番外編
「妊娠中にクマにあった話」④
【第1話: 「山をなめきってた」妊娠中の登山でクマに遭遇……”大丈夫じゃない”状況に】
【第2話: 「きょう死ぬの⁉」おなかに赤ちゃん、近くにクマ…全力で逃げた日の話】
【第3話: 「すべてがクマに見える」真っ暗な山道、クマの鳴き声…夫婦は無事に帰れるのか】
一緒に登山した、まるいさんの夫の後日談。
「この人、山にくわしいんだろうと思って付いて行ったことを本気で後悔しました。安易に誘いに乗ってはいけないと思いました」
しばらく山に近づけなかったけれど…10年ぶり?に登山解禁!
あのときおなかにいた赤ちゃんも無事に生まれました。2人の子どもも一緒に、家族で登山です。
しかし、バスの中で、クマ鈴を忘れたことに気が付きます。
まるいさんの夫が途中でバスを降り、クマ鈴を買ってから合流して、登山することにしました。
今回はしっかりクマ鈴を鳴らして、「人がいるよ!来ないでね!」とアピールしながら山を歩いた一家。
無事に楽しめたそうです。
現在は山や自然が好きな母親たちが集まる会に入り、登山を定期的に楽しんでいるまるいさん。プロの登山家に指導を受ける機会もあるそうです。クマスプレーも買ったそう。
「妊娠中にクマにあった話」は今回で最終回ですが、学びを深めたまるいさんによる、続編もあるかもしれません。
これまでのマンガ記事でご紹介したクマ対策ポイントのほか、「クマに出会わない」ための対策、それでも「クマに出会ったら」の対象法など、くわしくは、専門家監修の「クマここ」をご覧ください。
まるいさんは、「人生と山をなめすぎていて、不快に思う方がいたら申し訳ない」と言いながらも、反省をマンガにして公開しました。
この反省をもとに、読者のみなさんが、安全に北海道の自然を楽しんでくれることを願います!
漫画:まるいみさき
新十津川町出身・札幌在住のイラストレーター。2011年にイラストレーターとして本格的に活動を始め、さらにパン屋と経理の仕事を掛け持ちながら、家事育児のワンオペも続いたことで、いつの間にやらキャパオーバーに。「母や妻として〇〇しなければ」という思考に縛られ過ぎていたことを反省。以降は「母の頑張り=家族の幸せ」ではないということを合言葉に、“がんばりすぎない暮らし”をモットーにした家族との日常をInstagram で発信中。
連載「クマさん、ここまでよ」
暮らしを守る知恵のほか、かわいいクマグッズなど番外編も。連携するまとめサイト「クマここ」では、「クマに出会ったら?」「出会わないためには?」など、専門家監修の基本の知恵や、道内のクマのニュースなどをお伝えしています。
編集:Sitakke編集部IKU