湘南信用金庫 地域づくりで連携協定 若手職員ら取り組み立案
湘南信用金庫(鷲尾精一理事長)と茅ヶ崎市は7日、双方の人材交流を促し、共に取り組むことで地域づくりに努めることを目的とした「持続可能な地域づくりに関する連携協定」を締結した。
同協定は、昨年10月に市役所前広場で同社が地域イベント「茅ヶ崎フェスティバル」を開催した際、佐藤光市長から茅ヶ崎のにぎわいづくりや、人材育成などを踏まえた人事交流を提案されたことから、締結に向けて準備が進められてきた。
協定を通じ、市民生活の充実や地域経済の発展を後押しするとともに、両者が協力して地域発展に向けた新たなとりくみを進めていくという。具体的には、20代の若手職員6人ずつを選定したプロジェクトチームを組織し、「次世代の人財育成」「産業振興」「地域のにぎわい創出」の各テーマについて企画立案していく考えだ。
協定締結を受け、佐藤市長は「若者たちでアイデアを出し合ってほしい」と話し、鷲尾理事長は「当社はこれまで92年にわたって茅ヶ崎で歩んできた。意見交換を通じて連携を強め、両者の発展につながれば」と期待を寄せた。
同社と市の協定締結は、2013年に「地域の見守りと安心できるまちづくりに関する協定」に次いで2例目。