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福祉・かわさき基準(KIS) 5社6製品、新たに認証 市長「世界へ向け、活躍を」

タウンニュース

証書を手にする認証者と川崎市長(正面中央)

高齢者や障がい者の人々の豊かな暮らしや自立につながる製品「かわさき基準(KIS)認証福祉製品」の2024年度の認証式が3月4日、川崎フロンティアビルで行われ、5社6製品が新たに認定を受けた。

同制度は、08年に創設。自立支援を中心とした8つの理念に適合しているか判断の上、1製品につき約3つの福祉施設で1カ月程、モニターテストを実施後、専門家の意見も踏まえて認証に至る。これまで295製品が認証を受けた。

式典では、福田紀彦市長が「川崎は近年、バイオ、ウェルフェア、環境とさまざまな分野に力を入れ、大きく躍進してきた。市内の技術力は誇れるものがある。ぜひ世界に向けて、活躍して欲しい」とエールを送った。

猫型などのコミュニケーションロボット製品で認証されたトレンドマスター(株)の中田敦代表取締役は「もともと子ども用に販売していたが、リアリティーあるかわいさに、大人が購入したのを見たのが、制作のヒントだった」と高齢者向けに考えるきっかけを話してくれた。

市の担当者は「福祉の場をサポートできるだけでなく、企業の収益向上や事業拡大にもつながるので、これまでの製品も含め、PRなど支援をしていきたい」と語った。

式典では、コントラバス奏者の大西雄二さんによる演奏も行われた。大西さんは、人工膀胱を増設した「オストメイト」であり、今回認証された(株)アズリボンの「Wzipお出かけ快適パンツ」の使用モニター。「感謝を伝えたい」と演奏を申しての出演となり、式に花を添えた。

今年度、認証された企業は次の通り。

ファシリティジャポン(株)の「FACIL,iti」=東京都千代田区=、トレンドマスター(株)の「なでなでねこちゃんEXエレガンス」「なごみケーションにゃんこぬくもり」=中原区=、ダブル技研(株)の「食事介助ロボットObi」=座間市=、(株)スマートスタートの「REAXION」=東京都千代田区=、(株)アズリボンの「Wzipお出かけ快適パンツ」=横浜市都筑区

KIS製品認証ロゴ

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