マスカレードボールの単勝が正解!? 勝ち馬の半分が前走・共同通信杯組のGⅠ【皐月賞】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!
皐月賞(日曜・中山)
3歳クラシック第1弾。芝2000m戦、GⅠ。
過去10年、1番人気は〔203〕、2番人気は〔310〕、3番人気は〔132〕。
6番人気以下〔334〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
残る6回の馬連も3000~8000円台ですから、波乱含みのGⅠと言えそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは3つのTRから。
GⅡのスプリングSから〔112〕。連対馬。
弥生賞ディープインパクト記念から〔052〕。4着以内の馬。
OP(L)の若葉Sから〔010〕。勝ち馬。
その他、GⅠのホープフルSから〔200〕。勝ち馬。
朝日杯FSから〔010〕。勝ち馬。
GⅡの東京スポーツ杯2歳Sから〔010〕。勝ち馬。
GⅢの共同通信杯組が最もよく〔504〕。連対8頭に、1番人気5着馬。
京成杯から〔101〕。勝ち馬。
毎日杯から〔100〕。勝ち馬。
アーリントンCから〔010〕。勝ち馬。
きさらぎ賞から〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内30頭の前走は、すべてOPクラス。
その中で、連を外していたのは3頭のみ。弥生賞ディープインパクト記念の3、4着馬と、共同通信杯1番人気5着馬です。
また、馬券圏内30頭のうち、前走3番人気までに推されていた馬が21頭。残る9頭中、4頭が弥生賞ディープインパクト記念組で、5番人気までの馬。5頭は同レース以外からで、1着で人気は不問となっています。
連対20頭中、16頭に重賞勝ちがあり、2頭に重賞2着がありました。残る2頭にもOP勝ちがあったように、OPクラスの実績は必須です。
また、連対20頭中、19頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、例外の1頭は、ここまで3戦すべて芝1600mを走って全勝、GⅠ朝日杯FSを含む重賞2勝のサリオス(20年2着)です。
これを3着で見ても、芝1800m、芝2000mに勝ちがなかったのは2頭のみとなっています。
さらに連対20頭すべてが2勝以上の馬。3着で見ても、1勝馬は1頭しかいません。
加えて、連対20頭中、掲示板を外したことがある馬は2頭のみ。過去に6着以下がある馬は2着までです。
キャリア3、4戦の馬で〔869〕。キャリア5戦以上の馬は2着までとなっています。
過去10年の勝ち馬10頭中9頭までもが、非TR組。TRからの優勝は、18年のエポカドーロ(前走スプリングS2着)だけ。今年もその傾向は続くのか? 注目です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』