【横浜市緑区】障害者週間 「魅力的な福祉事業所製品」認知拡大へ 市営バスにラッピングで
障害者週間(12月3日〜9日)に合わせ、緑区役所は市営バス3台に緑区内の障害福祉事業所をPRするラッピングバスを運行している。期間は2026年1月4日(日)まで。障害福祉事業所の利用者が作った製品の認知を広げていく狙いだ。
ラッピングバスの運行は昨年に続き2回目。デザインは、21年に区が発行した冊子「ミドリビト」が基になっている。同冊子では区内の障害福祉事業所で作られた革製品やアクセサリー、パン、菓子などの情報が写真付きでまとめられている。これまで冊子を区高齢・障害支援課の窓口で配布するほか、区HPで公開するなどして宣伝してきたが、さらなる認知拡大に向けてラッピングバスの運行に取り組んでいる。
今回ラッピングが施されたのは、緑営業所が管理する2台と若葉台営業所が管理する1台の合計3台。このほか、緑営業所が管理する30台ではラッピングバスの運行期間中、障害福祉事業所を紹介する動画を車両内のデジタルサイネージを使って放映する。
さらに今年12月に発行される広報よこはま緑区版では見開きで特集が掲載されている。区高齢・障害支援課の担当者は「純粋に魅力的な製品がたくさんあるので関心を持っていただきたい。結果として利用者の社会参加や工賃向上にもつながれば」と話している。
区役所で出張販売
一部の製品は区役所1階で開催されている「みどりハートフルマーケット」でも購入することができる。時間は午前11時から午後1時頃まで。各事業所が曜日ごとに出張販売を行っている。販売事業者やスケジュールなど詳細は区ホームページ。
ラッピングバスや同マーケットに関する問い合わせは同課【電話】045・930・2433。