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厚木市 eスポの可能性に期待 市民参加交流会を初開催〈厚木市・愛川町・清川村〉

タウンニュース

プレイ前の説明を受ける参加者

市民参加による初めての「eスポーツ交流会」が3月23日に厚木シティプラザで行われた。eスポーツの魅力を厚木市の活性化につなげるのが狙いで、今後は開催規模を広げ、将来は厚木市にeスポーツを定着させたい考えだ。

eスポーツは、年齢や性別、障害の有無に関わらず楽しめるのが特長。観光に結びつけ地域の活性化や新たな文化の創造、オンラインによる交流など、幅広い分野で可能性を秘めている。

すでに横須賀市では高校のeスポーツ部活動支援やプロチームの誘致、大会を開催している。同様に小田原市でも体験会や大会を開催し、市の活性化につなげようとしている。

今回の交流会は、誰もが楽しめるeスポーツの体験会を通じて地域の活性化や新たな魅力創造につなげる布石にしようと初めて行われた。

想定を上回る参加者

交流会は、参加定員80人に対して約140人の小・中学生から応募があり、幸先の良いスタートを切った。この日は特別ゲストとして、eスポーツプロ選手として活躍する「飛車ちゅう」さんが参加した。選手としての活動のほかeスポーツ関連のイベントの企画や運営などに携わっており「ゲームがうまくなればいいというわではない。学校の勉強も大切です」とプレイヤーに伝えた。

その後「ぷよぷよ」対戦のミニ大会が開かれ、「飛車ちゅう」さんによるゲーム実況で会場は盛り上がりを見せた。場内にはぷよぷよeスポーツと太鼓の達人が体験できるブースや、SDGsを掛け合わせたブース、高齢者や障害者もプレイできる機器の展示などもあり、来場者は大いに楽しさに触れた。

市企画政策課の梅落秀一課長は「今回の交流会は、会場の広さなどの観点から参加人数に限りがあったが、それを上回る数の申し込みがあり、関心の高さが伺えた。今後は規模を拡大し、開催を通してeスポーツがもたらす様々な分野での可能性を検証し、市の活性化につなげていきたい」と話した。

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